Chocolate Milk Stout / チョコレートミルクスタウト

CRAFT BEER BASE Brewing Lab / クラフトビアベース
スタイルスタウト - Milk Stout / ミルクスタウト
ABV6.4%
IBU-

0.0☆☆☆☆☆

チョコレートモルト、乳糖、カカオパウダーを使用した麦汁に、「バーボンの香り」と形容されるHBC 472ホップと、少量のバニラビーンズを効かせ、シルキーな口当たりを生むVerdant IPA酵母で発酵。
This Stout is brewed with Chocolate malt, lactose, and cacao powder, while added HBC 472 hops, described as having a "bourbon aroma," and a small amount of vanilla bean, before fermented with Verdant IPA yeast for a silky mouthfeel.

毎年2月14日のバレンタインデーが近づくと、世間にはチョコレートはもちろん、チョコレートをテーマにした商品が溢れ出す。それはクラフトビールの界隈も例外ではなく、同時期になるとチョコレートのフレーバーを取り入れたビールをリリースする醸造所も少なくない。これらは多くの場合スタウトやポーターなどの黒色ビアスタイルをベースとし、‘チョコレートモルト’という焙煎麦芽を使用するか、あるいは実際にチョコレートの原料であるカカオを使用することもある。
CRAFT BEER BASEでも先月中頃に、派生ブランド‘醸馥(JOUFUKU) Olfactory works’からカカオとベルガモットを使用したビール『Earl Grey Chocolate』をリリースした。今年はそれだけでは飽き足らず、CBB Brewing Labからもチョコレートビールをリリースすることにした。ただ、こちらの方はプレゼント向けに造った商品というよりは、今後の商品開発に役立てるための試験的醸造という立ち位置だ。こういった開発のライブ感を楽しんでもらえるのもLabの醍醐味である
さて、本作のテーマは「ドライなビール造りを得意とするCBBがとにかく甘いチョコレートビールを造ってみる」ことだった。チョコレートモルトとブラックウィートモルトを使用してベースとなる麦汁を引き、ここに実際にカカオパウダーを加えてリアルなチョコレート感を付与し、乳糖も加えて甘味とミルキーなテクスチャーを付与した。香りづけにはバニラビーンズを控えめに効かせたほか、実験的試みとしてHBC 472ホップを使用した。HBC 472は正式に製品化されていない試験的栽培品種であり、「バーボンの香り」と形容される極めてユニークなホップである。こうしてできた麦汁をLallemand社のVerdant IPA酵母で発酵させた。これはヘイジーIPAの醸造に特化した酵母と謳われがちだが、だからこそビールにシルキーな舌ざわりをもたらしてくれるので、スタウトとも相性がよいのだ。
これまでCBBがあまり造ってこなかった設計のビールだが、今後これをCBBらしく昇華させていきたい。

『Chocolate Milk Stout』
Style : Milk Stout with Cacao
ABV : 6.4 %

ブルワリー

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