ゴールデンAKIRA

忽布古丹醸造 / HOP KOTAN BREWING (ホップコタン)
スタイルその他エール - Golden Ale / ゴールデンエール
ABV5.0%
IBU35.0

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100年のホップ産地2023年産上富良野町ホップ100%のビールはいかがですか。
日本のビールに使用しているホップのほとんどは、実は多くが外国産になります。世界的なホップ産地としてはドイツ南部のハラタウ地方やアメリカ西海岸のヤキマなどは有名な産地です。日本産はどうでしょうか。未だに大規模に行っている所は北海道の上富良野町や岩手県の遠野市などがそのほとんどになります。特に、上富良野は我々の醸造所がある町のため感銘深いですし、忽布古丹醸造がこの町にいる理由でもあります。国産ホップを使用したという信念のもとにホップ生産者と話し合い、そして契約栽培を行ってもらうことで上富良野産ホップを使ったビールを多く醸造してきた経緯があります。この上富良野町は生半可な産地ではなくホップ産地として2023年に100年周年を迎えた歴史あるホップの産地です。
さて今回のビールは、2023年産の上富良野産カスケード100%のシングルホップのゴールデンエールです。ホップは農作物です。ワインの原料ブドウのように毎年気候によってその風味や香りは変化します。私たちは上富良野産ホップ100%の定番ビール「HOP KOTAN ORIGINALS」を通年でつくっています。収穫年により変化するホップの風味を吟味し、定番ビールの風味がぶれないように調整して醸造をしていくのは、地元産ホップをメインに扱っている忽布古丹醸造ならではの腕の見せ所でもあります。
そのため、このゴールデンエールは「忽布古丹の顔」となるHOP KOTAN ORIGINALSをこの先一年つくり続けていくうえで、非常に意味のある仕込みでもありました。
2023年産上富良野カスケードは今まで数回にわたり、他のホップとブレンドして使ってきましたが、この年のホップアロマは前年に比べ柑橘香を強めに感じていました。とくにカスケードの特徴としてよく例えられるオレンジ寄りの柑橘香というよりは、ライムに近い香りを感じていました。その特徴の再確認も兼ねてイメージしてつくったのが今回のゴールデンエール。
この先一年の定番ビールupopoやnonnoのレシピにも活かせるレシピ構成であるため、バランスを意識したゴールデンエールではありますが、ライムのような爽やかな香りが心地よい、イメージ通りのゴールデンエールに仕上がったと思います。2023年産の上富良野カスケードに対する期待がより高まるビールとなりました。
「地のホップで醸す」という、忽布古丹醸造の根源的なテーマを体現する「ゴールデンAKIRA」をどうぞお楽しみください。

Mar. 2024
ゴールデンAKIRA
Golden Ale
ABV
5.0
IBU
35

ブルワリー

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