SHIGA KOGEN BEER 20th ANNIVERSARY

GIGANTIC BREWING COMPANY / ジャイガンティック
スタイルその他エール - Strong Ale / ストロングエール
ABV9.0%
IBU-

0.0☆☆☆☆☆

志賀高原ビール20周年を機に、大切な友人たちとつくってきたコラボシリーズの一つ。
過去に日米それぞれでコラボをしたり、SNOW MONKEY BEER LIVE にも参加してくた、GIGANTIC に声をかけたところ、快諾してくれ、今年4月にポートランドで仕込みをしました。
残念ながら2022年に自分の醸造所を閉鎖した、伝説的ブルワリー Hair of the Dog ("HOTD") も、同じく何度もコラボを重ねてきた長年の友人。
というわけで、HOTD のアランも参加しての3社でのコラボが実現しました。(Gigantic にとっても、HOTD とのコラボは、今回初めて。)

仕込み前日には、元シェフでもあるアランがGIGANTICの Ben夫妻と Van とぼくらを自宅に招いてくれて、彼の手料理で、皆で前夜祭をしたのも忘れられない思い出です。
GIGANTIC では、 Pipewrench というジンバレルで熟成したIPAや、ウイスキーサワーに着想を得た Holy Oak などの印象が強く、今回も、なにかカクテル的なのものが面白いと思っていました。
高アルコールでモルトの味わいの強いイメージのアランが加わるということで、当初はマンハッタン的なものがアイディアとしてうかんだのですが、どちらかというと、よりドライで食中酒としても飲めるものがいいと思い、むしろ「ドライマティーニ的なのはどう?」と投げかけたところ実現したのが、今回のビールです。

Hair of the Dog の代表的ビールのひとつ、Fred をベースに、よりドライに仕上げました。そこに、コリアンダー、ジュニパーベリー、セージ、カルダモンなどに加え、日本からもっていった山椒などを、仕込みの間、ブルワー同士が試行錯誤しながらブレンドの比率と量を決定。
Gigantic の Ben と Van、Hair of the Dog の Alan、そしてぼくの醸造年数を足し算すると、軽く100年を超えるのですが、そんなベテランたちが、わいわいいいながら仕込みました。

さらに、日本から新しい酒樽を届け、出来上がったビールの一部をそこで熟成し、再ブレンドして仕上げています。9.0%。明るいブロンドは、ドライで度数を感じないくらい危ない感じ。
そこに、ボタニカルの香りに加えて、ほのかな酒樽由来のニュアンス心地よくバランスし、複雑でありながらも爽快な仕上がり。

最近は、アメリカでもすっかりハイアルコールなエキストリームビール人気も下火になって、ラガーやケルシュといった飲みやすいスタイルが中心になってきているのですが、『こんな(変な?)ビール、久しぶりにつくったな』なんて、言いながら、みんなで楽しい一日を過ごしました。
ラベルデザインは、SNOW MONKEY BEER LIVE でも ずっとお世話になってきている @makoyamaki 氏。みんなの協力で、最高にクールで、ユニークなビールが完成したことに大感謝です!

GIGANTIC x Hair of the Dog x 志賀高原
Strong Golden Ale w/ botanicals & sake barrel
ABV: 9.0%

ブルワリー

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