セッションIPL

出石城山ビール
スタイルラガー - IPL (Indian Pale Lager) / インディアンペールラガー
ABV4.0%
IBU30.0

0.0☆☆☆☆☆

2017年に当社が初めて醸造した下面発酵のラガー、【セッションIPL ミストラル】と【セッションIPL カリスタ】が好評だったため、レギュラービールとして開発したのがこの【セッションIPL】です。
セッションIPLのデザインコンセプトは「ホップジュース」です。
より強くホップのキャラクターを感じられるように、一方でジュースの様にたくさん飲めてしまうようなライトラガーを目指しています。
下面発酵のラガーのため、雑味が少なくスッキリとしていますが、残留糖分が少ないためによりダイレクトにホップのフレーバーと苦味を感じられます。
IPAに比べると、ボディの軽さ、フレーバーのシンプルさが際立っています。ピルスナーに慣れた日本人向けのホップ強化ビールを意識して醸造しています。

パッケージ
ヴァイツェン(Re:ヴァイツェン)とは違う、いずし浪漫(ケルシュ)とも違う、明確にターゲットやキャラクターを差別化した商品のため、全く別のラベルを採用しました。
テーマは「みずみずしいホップの香りをかっこよく」です。
このラベルも地元デザイナーのクリエイツさんに依頼して作成していただきました。
ホップを大量に使用するIPAをイメージしつつ下面発酵で醸造。
スッキリしたラガーのため、ホップのフレーバーと苦味がより感じやすく、IBU値以上に苦味を感じられる。
通常の10倍(当社比)のホップによる鋭い苦味と強烈なアロマが特徴的な一方、低アルコールで飲みやすいセッションスタイル。
使用ホップ:Ariana、Callista、Mistral、Equinox、Mosaic、Citra、Cascade または代替ホップ
アロマの特徴:柑橘系(マンダリンオレンジ)、トロピカル系(パッションフルーツ)、ジューシーな洋梨、桃など。
苦味:★★★★★
香り:★★★★
ボディ:★
キレ:★★★★
飲みやすさ:★★★★
Alc:4%
IBU:30
副原料:アニスシード

ブルワーからのコメント
昨今のIPAの流行に際し、ブルワーやクラフトビールファンの方々の中には、猫も杓子もホップ強化ビールばかりの状況を憂い、「世の中ホップジュースばっかりだ」と嘆く方が結構いらっしゃいました。
それ、いただきます。
ということで、じゃあホップジュース作ってみようということで、ビールの各要素を減らしつつホップの特徴を強化したスタイルを目指して辿り着いたのがこのセッションIPL
ベースとなるビールにはよりシンプルさを求めた結果、エールではなくラガーを選択し、さらに糖化条件もよりシンプルなビールとなるように調整、アルコールすらも減らしています。
一方でホップについては、より少なくなる残留糖分とのバランスを考えながら苦くなりすぎないように、後味に残りすぎないように意識しながら、数種のフルーツ系の香りを織り交ぜてジュースっぽさをイメージしてレシピを作りました。
副原料には、バーテンダーの男心を刺激するアニスシードを選択。まだまだRe:ヴァイツェンを諦めていません(笑)
先日のイベントで他社ブルワーの方ともお話したのですが、IPLというスタイルは実際に名乗ってはいないものの最近増えてきているスタイルみたいです。
ホップの特徴が出しやすいので、いろいろなホップのキャラクターを活かしたIPLが出てくると面白そうですね。
(奥村)

ブルワリー

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