Interfused / インターフューズド

CRAFT BEER BASE Brewing Lab / クラフトビアベース
スタイルMead / ミード - Braggot / ブラゴット
ABV6.6%
IBU-

0.0☆☆☆☆☆

CRAFT BEER BASE 東京で初イベント!!
「 TOKYO CRAFT BEER WEEK 2024 」に参戦します!
https://tokyocraftbeerweek.jp/

で、こちらのイベントにて、ノルウェーのミーダリー「Marlobobo」さんと共醸でビールを造りました。
名前は「Interfused」です。混合/結合という意味でして、このビールはまさに様々な要素の入り混じった作品となりました。
Interfusedという名前になったビール造りのストーリーをUPします。

始まりはTOKYO CRAFT BEER WEEK 2024でランダムに決まったコラボレーションブリューだったのですが、Marloboboさんは新進気鋭という呼び名がフィットする奇抜なミードで有名なミーダリー。まさかの、ミーダリー。
しかしながらその作品は一度飲むと脳天を突く濃厚なインパクトを持っていて、しかもビールにない複雑さもありました。この出発点から、どうにかビールと融合するようオーナーブルワーのマリウスさんと話し合い、このミードをビールのごとく飲みやすく、ローアルコールに仕上げる設計を目指すことにしました。
ドライで飲みやすいビールの魅力とMarloboboの複雑な味わいのレイヤーを組合すセッションMarloboboにチャレンジしました。

Marloboboのミードはステブンスベリーというノルウェーのベリーをふんだんに使用しています。この代表作をCRAFT BEER BASEに在籍するビアジャッジ数人と試飲し、味わいを官能分析すると
カベルネソービニヨンワインの様なタンニン、濃厚なボディ、赤い果実、スグリ、熟成香、ビターオレンジ、アプリコット、蜂蜜、強いアルコールの刺激などをピックアップしました。この感覚を、今回のテーマにブレイクダウンし、
蜂蜜様の葡萄、赤くタンニンのあるブラックベリー、渋みと酸のあるチェリー、熟成香と核果感のある南高梅、オレンジピールをブレンドすることに。
また、この中から、Marloboboが原材料の調達にこだわり自分たちの手足を使う、ということも体験するために、丁度旬を迎えた南大阪のワイナリー「フジマル醸造所」さんへお邪魔し、収穫を手伝うことで名産である「デラウェア」品種の葡萄を分けていただくこととなった。この葡萄は奇しくも蜂蜜様のアロマ・フレーバーが強く、今回のテーマにぴったりの原材料調達となりました。藤丸さん、田中さん、ありがとうございます!!

色々な方々に助けられ、醸造。今回は小麦の代わりに白麹を別糖化で投入、蜂蜜も少量加えベルギーイーストで醸すこととした。要素が多い、と思われるでしょう。その通り、とても要素が多く複雑な味わいと、大量のフルーツや副原料の混入で発酵にも時間を要し、とうとう出来上がりはイベントギリギリとなりました。
実はこのUPをしている時期もまだタンクの中で貯蔵中なのですが、アロマはワイン寄りながら複雑なフルーツ感がグラスから立ち上がり、味わいはドライで酸味、渋みをしっかりと感じかつフルーツの複雑なテイストがまるで新種の果実のよう。
このビール自体がイベントのきっかけや様々な方々の繋がりなしには生まれなかったでしょうし、私達としてもかなりチャレンジングなことに取り組める良いきっかけとなりました。ビールは小バッチでの作成、ほぼ全量が東京方面のイベントへの出荷となります。(大阪の皆様、すみません!!!)

ブルワリー

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