旭実昇天

大山Gビール (大山ブルワリー) / Daisen G Beer
スタイルサワー - Sour / サワー
ABV7.0%
IBU12.0

4.2★★★★☆

地元農家の方々と育てた大山産麦(大麦麦芽・小麦麦芽)を使用した麦汁を久米桜酒造の生酛由来の乳酸菌で乳酸発酵させた後、大山の麓にある須田農園の柚子を入れ、ヴァイツェン酵母で発酵させた “柚子サワーヴァイツェン”。柚子の爽やかな香味と渋み、ほどよい酸味のサワービールです。
(アルコール度数7.0% IBU12)

〜DAISEN GRAND BREW~
大山の地を表現した、大山の水と大山産麦100%の限定醸造シリーズ

2022年・2023年とリリースし、大変好評だった柚子を使用したサワーヴァイツェンも今回が3回目の仕込となりました。

今回も前回と同じくDAISEN GRAND BREWシリーズとして製造。大山産麦100%と大山産柚子にこだわりました。この柚子は、近年お世話になっている大山の麓にある須田農園 “ゆずおじさん” の無農薬無化学肥料栽培の柚子です。

今回も11月に入って黄色に色付いてきた柚子を70kg収穫し、ブルワリーにて果物ナイフで一個一個皮をむきました。やはりこの作業が一番大変ですが、作業部屋はこの季節ならではの柚子の香りに包まれます。

数日かけてむいた皮は業務用ミキサーで細かく粉砕し、実の方はハンドジューサーでこれまた一個一個搾って果汁を取り出します。

一方工場内の特別な取り組みとしては、2019年以来行っている乳酸菌による乳酸発酵を行います。6年目とはなりましたが、やはり乳酸菌による汚染の可能性もあって慎重を要する仕込です。今回も久米桜酒造の清酒「八郷」の生酛から採取した乳酸菌を使用しています。

この乳酸発酵を行なった麦汁に柚子を投入した時の仕込室は、本当に良い香り。ハイリスクですがこの瞬間にハイリターンな気分になります。

今回も柚子の爽やかな香りにりんごっぽさや白ワインっぽさが合わさり、口に含むと程よい酸味と渋味が感じられます。厚みのある印象ですが、飲み込むとまたすぐにグラスに手が伸びるドリンカビリティーがあります。

今年はこの「旭実昇天」を新年のビールとして飲んでいただきたいと思い、年内12月25日にリリースいたします。ちなみにこの「旭実昇天」のネーミング、元になった四字熟語「旭日昇天」とは勢いがきわめて盛んなたとえです。「旭日」は朝日のことを指しますので、朝日が勢いよく天空に昇る意から取っています。

緑色から黄色に変化した朝日のような柚子を収穫しビールに使用していますので、初日の出と共に新年を迎えるその時に、立ち昇る爽やかな柚子の香りと酸味を堪能していただきたいと思います。

これを飲んだ全ての人が一年元気に過ごせますように、と願って仕込みを行いました。

今回のボトルは新年特別ラベルですし、是非このビールで新年に祝杯を♪

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地元農家の方々と育てた大山産麦(大麦麦芽・小麦麦芽)を使用した麦汁を2種類の乳酸菌(久米桜酒造の生酛由来・鳥取県産20世紀梨由来)で乳酸発酵させた後、大山の麓にある須田農園の柚子を入れ、酵母で発酵させた“柚子サワーヴァイツェン”。柚子の爽やかな香味と渋み、しっかりとした酸味のサワービールに仕上がりました。
一年前にリリースして大変好評だった柚子を使用したサワーヴァイツェン「旭実昇天」の第二弾となる今回は、DAISEN GRAND BREWシリーズとして製造。DAISEN GRAND BREWとは、大山の地を表現した、大山の水と大山産麦100%の限定醸造シリーズ。大山産麦100%にこだわって作る “一酒入魂” の作となります。
昨年これまた好評だった生酛八郷と同じく久米桜酒造の生酛造りから採取した乳酸菌(※)を使用。さらに鳥取県産の20世紀梨から採取した乳酸菌もブレンド。19時間ほどヴァイツェンの麦汁を乳酸発酵させることで複雑な乳酸菌由来の香味を狙いました。
2019年から取り組み始めたサワーも、慣れてきたものの汚染の可能性のある製法ということで未だに罪悪感と恐怖感がつきまといます。4年目となった今でも汚染事故が起こらないよう入念にイメージトレーニングを重ね仕込みに臨みました。
※久米桜酒造の清酒「八郷」の生酛造りで、天然の乳酸菌を待つ酒母を造った際に採取したオリジナル乳酸菌
そして今回使用した柚子は、前年同様に大山Gビール工場と同じ伯耆町内にある有機無農薬にこだわった須田農園さんの安心安全な柚子。
昨年11月末、地元や県外から集まったビール愛好家の皆さんと一緒に、朝から黄色くなった柚子を収穫。柚子を収穫するのは皆さんもちろん初めて。大きなトゲに注意しながら柚子の素敵な香りに包まれながら80kgの柚子を収穫。そして工場に持ち帰り、水洗いしてから果物ナイフで一個一個皮をむきました。その後数日間かけて残りの柚子も皮をむき当日を迎えました。
そして仕込みの当日にいよいよ業務用ミキサー(これまで松江ビアへるんから毎度お借りしていたのですが、いよいよ買いました笑)で柚子皮を細かく粉砕し、搾った果汁とともに酸っぱくなった麦汁に投入!仕込みの部屋はまさに柚子工場のごとく、柚子の素敵な香りで充満していました。
出来上がったビールは、前回の「旭実昇天」の乳酸発酵由来のりんごっぽさはやや穏やかになり、白ワインっぽいキャラクターが加わった印象です。全体の印象として柚子の爽やかな印象がアップし、フレッシュ感も増した感じ。酸味はしっかりとありますが、渋みや甘みなど複雑な味わいと相まって、ドリンカブルで何杯でもいける仕上がりに!
四文字熟語をご存じの方ならお判りの通り、この「旭実昇天」のネーミングは、勢いがきわめて盛んなたとえに使われる「旭日昇天」から取ったもの。暗い闇夜から輝く陽光へ、濃い緑色から鮮やかな黄色に変化する、朝日のような柚子そのものであり、その果実が放つ爽やかな香りと酸味が立ち昇る様子、そのものでもあります。コロナで業界が受けたダメージを覆せるように、またこれを飲んだ全ての人が元気になれるように、と願って作ったビールです。
さて今回は今までのサワービールシリーズの中でも、多くのこだわりを詰め込んだ特別なビールです。是非このこだわりを感じていただければと思います。

【DAISEN GRAND BREW 旭実昇天2023】
アルコール度数 6.5%
IBU 12

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ヴァイツェンの麦汁を乳酸発酵させた後、大山の麓にある須田農園の柚子の皮と果汁を入れた柚子サワーヴァイツェン。
柚子の爽やかな香味と渋み、サワー特有のりんごを思わせる香り。
ヴァイツェンの小麦感にしっかりとした酸味が合わさりジューシーなサワービールに仕上がりました。

元々の「旭日昇天」とは勢いがきわめて盛んなたとえ。朝日が勢いよく天空に昇る意から。
「旭日」は朝日。「昇天」は天に昇ること。

暗い夜から光り輝く朝日へ、緑色から黄色に変化したばかりの朝日のような柚子を11月に入り収穫しビールに使用しました。

立ち昇る爽やかな柚子の香りと酸味。

コロナで打撃を受けたこの業界をそれまで以上に盛り上げようと努力することで必ず実を結ぶはず。
これを飲んだ全ての人が元気になるようにと願ったビールです。

(アルコール度数7.0% IBU12)
2022年リリース

最新のレビュー

クラフトビール好きニキ∞
Cider Shack / サイダーシャック

4.3★★★★☆
2年弱前

単純に酸っぱいって感じではなく複雑な酸味。すげー

デカプリ子
風乗りメリー

4.1★★★★☆
3年弱前

ゆずーな、ウィーティジューシーなサワーです。度数を感じさせない飲みやすさと爽やかさです。

デカプリ子

4.2★★★★☆
3年弱前

ゆずしっかりのさわやかまろやかサワー。ボディはまぁまぁしっかり、ゆずの酸味と渋みとほのかな甘みとバランスうまし。

ブルワリー

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