Roast and Soak / ロースト アンド ソーク

別府ブルワリー / Beppu Brewery
スタイルスタウト - Oatmeal Stout / オートミールスタウト
ABV4.0%
IBU-

0.0☆☆☆☆☆

スムースでライトなロースト感があるスタウト。ほんのり感じる甘さとオーツ麦由来のマウスフィールに、モカ、ミルクチョコ、ココアのようなロースト香。ライトなボディとキレによって冬でも進むビールです。

モルトにはスタイルの特徴であるオーツやモルトフレーバーのしっかりしたMaris Otterを含む6種使用し、特にローストモルトとしてWeyermann Carafa Specialを使用。ローストモルトの中でもモルトのハスク/殻を取り除いて焙煎されたもので、殻由来の苦味や渋みを抑えてくれるモルトです。全体的にライトめなローストモルト・カラメルモルトを使用することで、苦さとダークロースト香を抑えてライトロースト香にフォーカスしました。ホップにはイギリスホップを代表するEast Kent Goldingを使用。
Mash Cappingという方法の、ローストモルトをマッシング/糖化終盤以降に投入することでさらにローストモルト由来の渋み・苦味を減らしスムースなスタウトを目指しました。

ダークブラウンでクリアな見た目。ライトなローストアロマがメインで、特にモカ、ミルクチョコ、ココアのよう。少しだけレーズンやダークチョコ、ライトローストのコーヒーが抜けにあります。イースト由来のエステルとホップもあり、飲み口は少し甘さがあるけどスムースでライトなフィニッシュ。

別府ブルワリーが稼働開始した2022年12月当初は作る限定ビールの方針として、2023年夏を見据え冬っぽいビールを作るのを控えきました。そして1年がたち、やっと冬っぽいビールを作る機会ができ、スタウトを作ることにしました。濃色ビールは最近人気がないですが、その分間違いのない・固い・スタンダードな長く作れるようなものを考えました。そこでブルワリーのコンセプトでもある「湯あがり」に立ち返りドリンカビリディの高いものであること、またヘッドブルワー神谷の好み的にローストが強すぎない、苦すぎない、酸味が強すぎないスタウトを作ろうと今回のオートミールスタウトを作りました。
レシピ的にもスタウトとしてはローストモルトが控えめで、仕込みでもMash Cappingをするのでロースト感は抑えてもモルトのキャラクターがちゃんと分かるあたりに仕上がったのが狙い通りだったかと思います。
ブルワリー併設レストランの在庫確保と仕事の忙しさで売り始めたかった外販時期からは遅れましたが、結果的にライトなために遅めの冬や春でも進むビールかと思います。次仕込むのはまた来年!

Roast and Soak | Oatmeal Stout | 4.0%

ブルワリー

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