なみなみと / NAMINAMITO

京都醸造 / KYOTO BREWING CO.
スタイルピルスナー - Pilsner / ピルスナー
ABV5.5%
IBU16.0

0.0☆☆☆☆☆

10周年を記念して造ったNZトロピカルホップたっぷりの二次発酵ホッピーピルスナー

【味わいの特徴】
ニュージーランドホップのフレッシュさとインパクトを全面的に押し出した二次発酵ホッピーピルスナー。ホップのトロピカル+柑橘系の爽やかで味わい深いフレーバーと自然発泡のきめ細かい泡が至極心地よく、いつまででも延々と飲んでいたくなる仕上がり。

【相性の良い食事】
フェンネルの効いたズッキーニの肉詰め、タラゴンマヨネーズたっぷりのスズキのフィッシュバーガー、豚タンのレモンと白胡椒の風味の炒め物

【名前の由来】
溢れんばかりに注がれるお酒は、いつの時代も人の心を躍らせるもの。注ぐ方は「さぁさぁさぁ」と言いながら注ぐ手を止めず、注がれる方も「おっとっとっと」と言いながら嬉しい悲鳴をあげる。多くの人々に支えられて10年もの間、私たちがビールを造り続けられたことへの感謝の気持ちはなみなみならず。これからも良く冷えた京都醸造のビールで満ち満ちたグラスを通して多くの人を幸せにできたらと思います。

【醸造家の声】
10周年記念として、親友ルークと造ったアニバーサリーエール「歴史」ともうひとつ、底抜けにドリンカブルなビールを造ることにしました。

ともに東本願寺前のお東さん広場で開催されるイベント「なみなみと」でお披露目されるのですが、歴史のようにしっかりした濃厚なビールだけでなく、5月中旬の暑い日にぴったりの、ごくごくと飲みやすいビールも必要だとの思いからこの2本立てになりました。このイベントは、様々なブルワリーも参加する大きなパーティーのような場になることから、数年前に造った「後ろめたい秘密」というビールをコンセプトを再現したビールにすることにしました。

それはどういうことかというと、ビアフェスの終わりにくたくたになったブルワーたちが打ち上げで口々に注文するのがビールではなく「レモンサワー」であるという、後ろめたい事実を取り上げ、軽めのモルトとライスフレークを使い、サワーのような爽快感を意識して造られたものでした。

今回は、もちろんまったく同じものを単に再現するのではなく、同じコンセプトで、これまでに蓄積してきた知識と経験を活かして、さらにアップデートさせたものを造ろうと考えました。

ベースはとことん軽やかに。NorthStarピルスナーモルトとライスフレークを使用し、クリーンでドライ、何杯でも飲めるような味わいに設計。ホップは、今をときめくニュージーランド産ホップのブレンドとモザイクホップを組み合わせました。煮沸時にはKohia NelsonとMotuekaを使用し、パッションフルーツやライムのような柑橘のキャラクターを加え、熟成中には、特に香り高いとされる早摘みのMotuekaと、より鮮やかなトロピカル香を持つEggersのスペシャルRiwakaをたっぷりと使用。これにより、爽やかで最高に飲みやすい仕上がりに持って行きました。

これで終わりではなく、発酵終了間際にMotuekaとKohia Nelsonを追加で投入し、普段ベルジャンスタイルのビールに用いる容器内の二次発酵製法を採用しました。ラガーにこの手法を用いるのは珍しく、自然に生み出された心地よい炭酸とこのビールの肝であるホップの香りをしっかりとビール内に閉じ込めることができました。

二次発酵を施したパリっとドライなホッピーラガーなんて、真夏に延々と飲み続けたくなりませんか?私は、なります!周年イベントが終わる頃にはもうすべてのビールが無くなってしまっているかもしれません、私たち自身があまりの美味しさに飲み尽くしてしまって。

スタイル
NZホッピーピルス
シリーズ
京都醸造10周年記念醸造
ABV
5.5%
IBU
16
ガスボリューム
2.7
副原料
米粉フレーク、糖類
品目
発泡酒

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京都醸造10周年記念ビール
第一弾は、創業当時からの親友であるカナダ・トロントにある醸造所、Godspeedのルークと一緒に造った京都醸造のこれまでの歴史に残るようなユニークなアニバーサリーエール”歴史”。そして、第二弾の”なみなみと”は私たちが最近もっぱら心酔しているニュージーランドホップのフレッシュさとインパクトを全面的に押し出した二次発酵ホッピーピルスナーです。

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飲みやすく、気軽に楽しめるビールも用意したいと考えました。 ふと思い出したのは、かつて一度だけ仕込んで大変人気を博した「後ろめたい秘密(Dirty Little Secret)」でした。

このビール、実は”フェスで働くブルワーのためのビール”というコンセプトでつくられました。というのも、フェスに参加するブルワーたちは一日中ビールを提供したあとの打ち上げで、実はビールではなく“レモンサワー”を選ぶことが多いというあまり公にしない“内緒の話”があったからです。そこで、私たちはレモンサワーの爽快感をビールで再現したいと考え、ドライで軽やか、フルーティーホップが香る、気分をリフレッシュさせるようなビールを目指しました。とはいえ、今回は以前の作品の再現にとどめることはしたくなかったので、ラガースタイルで再構築することにしました。

目指したのは、クリスプでドライな飲み口と、レモンのような役割を果たすフルーティーなホップを使ったラガー。 甘いシトラスやトロピカルなキャラクターを持つKohia Nelson、Motueka、Riwakaを使用し、香りをとにかく存分に楽しめる仕様に。さらに今回は、ラガーでは珍しい、伝統的なベルギービールで用いられる容器(缶・樽)内での二次発酵を行いました。この工程を加えることで、ビールの鮮度がより長持ちするだけでなく、泡立ちや持続性がぐんと向上し、しっかりめの自然な炭酸が生まれます。これにより、人工的に押し込む強制炭酸では得られないきめ細かい発泡感が楽しめ、まるでシャンパンのような仕上がりになります。二次発酵ホッピーピルス「なみなみと」、楽しみにしていてください!

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ニュージーランド・ホッピーピルス「なみなみと」は、ちょうど1年前、京都醸造のヘッドブルワーとしてジェームズが加わって以来、私たちに起きたさまざまな変化を体現するようなビール。ベルジャンスタイル以外のビールに広く採用し始めた北米産のノーススターピルスナーモルトに、お米(ライスフレーク)を加え、クリーンで飲みやすい味わいになるように設計しました。 そこへ、私たちが愛してやまないニュージーランドのFreestyle社のホップ、中でもパッションフルーツやライムのような鮮やかな柑橘系の香りを持つコヒアネルソンとモチュエカを使い、アロマという彩りを加えました。 さらに、熟成中には特に香りが魅力的な早摘みのモチュエカと、エッガーズ社のスペシャル・リワカというホップをたっぷりと投入。それによって、より甘みのあるトロピカル&シトラスの香りと風味が加わり、飲み心地と爽快さを最大限に高めます。

仕上げの極めつけにモチュエカとコヒアネルソンの風味をしっかり高めるだけでなく、缶と樽の中で二次熟成を行いました。一般的にセゾンなどで用いられる手法ですが、ラガー(ピルス)で行うことにより、きめ細かくクリスピーな自然の泡が生まれ、このビールの肝である鮮やかな香りもしっかりと閉じ込められました。 フェスが進み、気温がしだいに上がってくる頃、このビールは渇きを心地よく癒してくれる最高の相棒になるはずです。

ブルワリー

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