Thiol The Smith / チオール ザ スミス

CRAFTROCK BREWING / クラフトロックブルーイング
スタイルIPA - Hazy IPA / ヘイジーIPA
ABV7.5%
IBU22.0

0.0☆☆☆☆☆

長野県大町市のサイダリー、Son of the Smith(サノバスミス)のコラボレーションシリーズ、Lαb the Smithとの共作です。

今回はリンゴ要素はゼロ。
ブルーマスターのハカセは元々研究者であり、その狂ったような知識欲と実験欲は計り知れず、論文を読まないと寝れないという逸話もあります(笑)
そんな彼の好奇心を具現化するためのブランドがこのLab the Smithなのです。

4月にサノバで行ったブルワーズキャンプの際にやろう!と実現したこの企画ですが、まずは第一弾ということで近年アメリカで大流行しているThiolに着目したビールを作りました。

Thiolとはなんぞや?といいますと、非常に長い話になるので簡単に説明すると、香り成分の一種で、特定の酵母を使用することによって発酵中に生成される、と言ったものです。

この香りがドライホッピングのそれとは異なり、しかも飛びにくいという性質があるため、香りのレイヤーをつくる上で非常に重要なファクターとなり、重宝されているのです。

今回は独自ルートで入手した特殊な酵母と、サノバ産の特殊な収穫方法、処理を施したホップを使用するというお題をもらい、うちでレシピを作成しました。

つくったのはしっかり目のHazyIPA。普段ローアルコールばかりの我々ですが、今回は思うところがあり高めに設定しました。

苦味はほのかに感じる程度にはつけており、ホップは
サノバCascade, Cascade, Tradition, Simcoe, Nelson Sauvin, Mosaic Cryo, Idaho7 Cryo, Motueka,Citra Cryo, Sabro Cryo
と豪華10種類!

様々なホップによる香りのレイヤーを楽しんでもらえればと思います。

また、Thiol由来のジューシーさがフレーバーに発揮されており、非常に瑞々しい味わいとなっています。

ボディは軽めなので、するするっと飲めて非常に危険な飲み物が出来上がりました。

Lab the Smithコラボのアイデアは尽きないので、今後も色々と実験していければなと思います!
また、今回のコラボビールの開栓に合わせて、サノバスミスの同じ酵母を使用したサイダー『Pickers' Delight』も同時開栓していますので、飲み比べしてみると面白いかと思います。

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#187 Thiol The Smith
collab. w/ Lab The Smith
Thiol boosted Hazy IPA / ABV: 7.5% / IBU: 22
Inspired by The Smith - What Difference Does It Make?

ブルワリー

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