Irish Dry Stout / アイリッシュ ドライ スタウト

CRAFT BEER BASE Brewing Lab / クラフトビアベース
スタイルスタウト - Stout / スタウト
ABV3.6%
IBU22.0

0.0☆☆☆☆☆

アイルランド発祥。 世界中で愛される黒い宝石の様なエール。今年はモダンな設計に寄せ醸造した。 ハンドポンプやナイトロサージャーなど、提供温度やビアサーバーの変化を楽しんでほしい。
Irish Dry Stout is an ale like beautiful black gem loved all over the world. This year, it has been brewed with a modern design. I hope you enjoy the variations in serving temperature and beer servers, such as with hand pumps and nitro surgers.

ビール四大発祥国をめぐる醸造で、3月~5月は英国発祥にフォーカスする。今年の当テーマ6つ目にして最後のリリースは「Irish Dry Stout」だ。日本ではイギリス・アイルランドのビールの中で最も有名なビール「Guinness Extra Stout(またはDraft)」(以下Guinness)がこのビアスタイルの元祖でもある。今やアイルランドと言えば、このビールを彷彿する人も少なくない、現存する歴史的ビアスタイルにおいて、元祖を貫く知名度と無二の品質をたたき出している。
歴史的製法などについては去年のシートで振り返ることができる。去年のシート今年もこのビアスタイルに挑んだのだが、設計としてよりクリーミーな口当たりを表現することを目標とした。Stoutの歴史は18世紀にイギリスで人気を博した黒いエールPorterをアイルランドでも再現することから始まり、より低コストで作成するために麦芽にしない大麦を使用したことが有名だ。この非麦芽の大麦からクリーミーな口当たりを引き出している。伝統的なレシピを調べてみると、ベースのモルトと大麦以外はローステッドバーレィのみを使用するシンプルかつ大胆な設計に流石に尻込んだ。
そこで、去年のレシピを基軸に、Guinnessを実際に飲んでヒントを得たモルトバランスを採用した。
今回のKeyは手に入らなかった大麦の代わりに使用したオーツ麦だ。また、キャラクターモルトのグラデーションも加え味わいの滑らかさを期待した。この時点で伝統的というよりモダンな設計であると言える。
結果としては、Guinnessに比べると複雑なカラメル、ロースト、チョコレート、 焦げの味わいと、なめらかで厚みのあるボディと甘み。 それでいて後口の引きがドライな一杯に仕上がっている。本作品はハンドポンプでもご提供できる仕上げにしてあるが、窒素充填によるナイトロサービングを推奨したい。是非滑らかな泡立ちと共にローストを効かせた黒い液体に酔いしれて欲しい。

Batch #249
Brewing/Tasting Sheet
Brewing Date 2025/03/31
Release Date 2025/05/24

Irish Dry Stout
Beer Style: Classic Irish-Style Dry Stout
ABV: 3.6%
IBU:22
SRM: 35
OG: 1.048
FG: 1.021

Grain Bill
:Maris Otter 70%
Flaked Oats 13%
Roasted Barley 6%
Cara Munich 60°L 4%
Wheat Malt Black 3%
Light Crystal 2%
Amber 2%
Yellow Koji Trace

Hops:
East Kent Golding Boil 60min 1.0g/L
East Kent Golding Boil 15min 1.5g/L

Yeast:
Lallemand Windsor (English Ale Yeast)

Water (ppm):
Ca 107 Mg 2 Na 15 Cl 141 S04 71

ブルワリー

このブルワリーの他のビール

関連するビール

おすすめのビール