Son Song / サンソング

スタイル	その他 - Farmhouse Ale / ファームハウスエール
ABV	6.5%
IBU	15.0

0.0☆☆☆☆☆

CRAFTROCK(Tsubasa)×Passific Brewing(Riku)コラボビール！
すだちの里の農家がビールをつくったらこんなものができたかも！？焙煎したそばと、3種のすだち（焼き、天日干し、生）を段階的につかって複雑かつ滋味深い味わいを目指しました。
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【CRAFTROCK 翼コメント】
どうもお久しぶりです。坂元です。
まずは今回のコラボの経緯から。
6月上旬に香川県で行われたビアフェスの後、普段から親交のあるPassific Brewingのブルワー2人(陸さん&くるみちゃん)とCRAFTROCKの自分(翼)とりょうさんの4人で徳島県神山町へ研修がてら旅行に行く事に。
旅のメインは神山町にあるすだち農家さん"Kinosu Fruit Farm"さんのすだち農園を見せて頂くといったプラン。
時期的にすだちの実を見る事は出来なかった(収穫時期は8.9月頃)ものの、農園の様子や作り手の思いなどを詳しく聞かせて頂き非常に良い経験となりました。
そんなこんなで2ブルワリー4ブルワーという事なので2人ずつペアを組んで互いのブルワリーでコラボビールを仕込む事に。
ペア決めは潔くグーパーで。
そうしてCRAFTROCKでの仕込み担当は翼×Passifci陸さんに決定。
ちなみに僕が入社した当時、CRAFTROCKのアシスタントブルワーは陸さんだったので、僕からするとビール造りの師匠的存在とのタッグです。
大先輩とレシピを組む安心感たるや。あれこれ話し合った結果、驚愕のスピードでたどり着いたスタイルはAmber Aleをベースにすだちを合わせるといったもの。
Passifci Brewingでは普段から生の果物を加工してビールに使う事が多い反面うちはそれほど頻繁に果物の加工を行わないので、すだちの加工方法は陸さんからの発案で天日干し・焼き・生の3種類の加工を行う事に。
様々な加工を行ったすだちの複雑味を感じ取れるようモルトは極力シンプルかつバランスは崩さぬように。
ホップやイーストのキャラクターもほんのり全体を支える程度に。
あとはほんの隠し味程度にと、そばの実を炒って使用しました。
さて、仕上がったビールはというとAmber Aleらしいクリスタルモルト由来のカラメル香の後にすだちのパキッとしたジューシーなアロマ、口に含むとすだちの柔らかい酸と程よい清涼感、炒ったそばの実の多少のナッティさがあり非常に複雑かつ繊細な表情を見せてくれます。
組み合わせる食事やビールの温度変化で様々な楽しみ方があるかと思います。
皆さんお気に入りの飲み方を探してみて下さい。
最後に、今回素敵なすだちを提供して下さったKinosu Fruit Farmの松村さん、レシピ制作のタッグを組んでくれた陸さん、貴重な体験をありがとうございました！！