バクの初夢 2026

ヤッホーブルーイング
スタイルペールエール - Pale Ale / ペールエール
ABV5.5%
IBU-

0.0☆☆☆☆☆

年始にふさわしい、特別なクラフトビール
年末年始限定!毎年味わいの変わる、新しい1年の始まりにふさわしい特別な一杯。2026年のビアスタイルは「Fruit Pale Ale」!
ホップによる柑橘を思わせる香りと、みかんやオレンジの香味がお互いに引き立て合った、奥行きのある柑橘香が感じられる味わいです。

「バクの初夢2026」はどんな味わい?
ー「バクの初夢」は、毎年味わいが変わる特別なビール。今回の「バクの初夢2026」は、みかんを使用したフルーツペールエールですね。今年の味わいを教えてください。

まず全体の味わいは、ホップによる柑橘を思わせる香りと、みかんやオレンジの香味がお互いに引き立て合って、奥行きのある柑橘香が感じられます。
飲み口はすっきりドライというよりは、ジューシーで飲みごたえがある感じ。「前略ゆず塩(※1)」のような、さっぱりとしたフルーツビールではなくて、ホップ由来のヘイジーっぽいジューシー感を目指しました。

ー初歩的な質問ですみません。フルーツビールと、フルーツペールエールって、そもそもなにが違うんでしょう。

フルーツを加えているものはすべてフルーツビールですが、明確にフルーツの香味を感じられるように設計されているものが多いです。
一方で、今回のフルーツペールエールはフルーツを加えているけれども、アメリカンペールエールらしくホップ香も感じられる味わいになるよう、投入するホップは多めの設計にしています。

マジ福袋に入るビールだって考えた時に、ビールが好きな人も、そうじゃない人も楽しめて、一緒に乾杯できるようなビールにしたいと思いました。それで、飲みやすくて、玄人向けすぎないビールをつくろうと思ったんですよね。

最近はジュースみたいに美味しいスムージーエールがあったり、ビールが苦手な人への間口は広がっていると思うんですけど、そこからビールらしいビールにはハマりづらいんじゃないかと思っています。

そこで、その橋渡しとなるようなビールとして、フルーツが入っていて飲みやすい口当たりだけど、ホップの香りの豊かさとか面白さを感じられるビールっていうのを考えてみました。

ーなるほど。その中でも、今回どうして「みかん」を選んだんですか?

そこで、その橋渡しとなるようなビールとして、フルーツが入っていて飲みやすい口当たりだけど、ホップの香りの豊かさとか面白さを感じられるビールっていうのを考えてみました。

まず、お正月っぽい素材を使いたいというのが出発点です。どういうシーンで飲んでもらいたいかな?と考えた時に、こたつでゆったり、みかんと同じようにヤッホーのビールを飲んでもらいたいなと思い、みかんを選んでみました。

あと、個人的にも使ったことがない素材を使ってみたいと思っていました。
記録に残っている限りでは、みかんを使ったビールがなかったんですよね。実はみかんの香りって、ビールの劣化香と似ている部分があるらしくて。なかなかこれまでみんな手を出しづらかったのかも知れないです(笑)

みかんの他に、今回はオレンジ果汁も加えています。
みかんは穏やかな甘みや香味が特徴で、ビールに入れるとぼやけた味わいになりやすいんです。そこで、オレンジ果汁で酸味を追加したり、ホップブレンドによる柑橘香を加え、みかんらしい香味は残しつつも、柑橘のフレッシュさや香味の複雑さが感じられるようにしました。

「バクの初夢2026」へのこだわり
難しかった柑橘香のバランス
今回とくに苦労したのは、香りのバランス。
フルーツの量が多すぎるとジュースぽくなっちゃうし、逆にフルーツが少ないと個性がなくなっちゃうしで、それぞれの添加量を微調整しながらつくりました。

ホップブレンドは柑橘香が引き立つものを選んで、みかんの香りとの相乗効果を狙っています。
ブレンドは10パターンくらい試したかな。甘めの柑橘っぽいブレンドを目指したんですけど、1つ増やすとグレープフルーツっぽくなったりして。最終的に4つのホップの組み合わせになりました。

ーペールエールといえば、「よなよなエール」や「クラフトザウルス ペールエール」もありますが、比較するとどう違うんでしょうか。

「よなよなエール」は、バランス型でモルトの香りがしっかりしているのに対して、「バクの初夢2026」は、モルトを引き立たせる目的はないので、比較的淡いモルトをメインで使用しました。

「軽井沢ビール クラフトザウルス ペールエール」はホップが際立っているんですが、「バクの初夢2026」とは目立たせたい味わいが違っていて。前者はグレープフルーツのような香味と苦み、後者は青いみかんのような香味で、苦みは控えめにしてるんです。

バクの初夢ではみかんペーストを使用しているんですが、投入タイミングもかなり難しくて、今回は発酵中と貯酒前の2パターンで実験をしました。結果として、貯酒に移行する直前のタイミングで投入することになりました。

開発担当者が語るバクの初夢2026への想い
「バクの初夢」はブルワーにとってどんなビール?
一言で言うと、チャレンジングなビール。
ビアスタイルの自由度が高いのと、期間限定ということで、尖ったビールになりやすいですね。ただ、飲用シーンとしてお正月の食中酒というイメージは大切にしています。
わたし個人としては、OJT(オン・ザ・ジョブ・トレーニング)で通販チームにお世話になって、時間をかけて「バクの初夢」の開発をしているのを近くで見ていたので、製造に来てからは「バクの初夢」のレシピ開発に携わりたいとウズウズしていました。
今回それが実現して、本当に思い出深いビールになりました!

ー「バクの初夢2026」を、これから飲むお客さんにひとこと!

とにかく癒されてほしいです!(笑)
「バクの初夢2026」を飲みながら、素敵なお正月をお過ごしください。

・原材料:大麦麦芽(外国製造又は国内製造(5%未満))、小麦麦芽、ホップ、みかんペースト、オレンジ果汁
・ビアスタイル:Fruit Pale Ale
・アルコール度数:5.5%

ブルワリー

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