純麦吟醸 IPA / Junbaku Ginjo IPA

スタイル	その他 - Sake Yeast Beer / 日本酒酵母ビール
ABV	6.0%
IBU	35.0

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きっかけ
2年ぶりとなる純麦吟醸IPAの醸造となりました。
このビールは、日本酒酵母から育種したビール醸造用酵母BMK3を使用して醸造しています。
BMK3は三重県工業研究所が育種した酵母株です。前回の純麦吟醸IPAは酵母の評価を目的として醸造したものでした。
その共同研究の結果はアメリカの醸造誌 American Society of Brewing Chemistsに掲載されました。

こだわり
今回の純麦吟醸IPAでは大幅なレシピの見直しを行いました。
BMK3の親株のMK3はカプロン酸エチルをはじめとする吟醸香を多く代謝する酵母です。
BMK3もその特性を引き継いでいます。
そのため、日本酒の吟醸作りを意識した低温長期発酵を行い、フルーティな吟醸香を最大化しようと試みました。

あじわい
ライトゴールドカラーの濁った外観。
カプロン酸エチルを主体とした吟醸香とホップ由来のシトラス、トロピカルなアロマが立ち上ります。
口に含むとフルーティなフレーバープロファイルに符合した、強めの甘味とほどよいビタネスが感じられます。
日本酒酵母のキャラクターとHazy IPAのジューシィーさを両立した新感覚の味わいです。

【ビアスタイル】
Sake Yeast IPA
【アルコール分】
6.0% / IBU:35
【原材料】
大麦麦芽、小麦麦芽、小麦、糖類、オーツ麦麦芽、ホップ
【使用ホップ】
Chinook, Amarillo, Idaho７ Cryo, Mosaic, Citra, Talus, Salvo Centennial

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味わい
フレッシュなエステル香に加えてホップもふんだんに投入してフルーティ・トロピカルな香りを添えました。Hazy IPA的なレイトホッピング中心のホップ使いで、苦みを抑えています。
日本酒とIPAのいいとこどりの華やかさと柔らかい余韻が楽しめます。

コメント
【コメント】
「酵母はビールの魂。酵母の可能性を追求するのは、ブルワーにとっての最大の楽しみのひとつです。今回、日本酒酵母のみで醸すハイブリッドなビールに挑戦しました。純米吟醸ならぬ純麦吟醸です。笑」
山宮拓馬

きっかけ
純麦吟醸IPAは酵母大好きブルワーとして非常に完成が待ち遠しかったビールです。このビールは三重県工業研究所様との共同研究で仕込みを行いました。MK3という吟醸香が特徴的な酵母を使用しています。以前、この酵母を使用して「Side3」というビールを作ったのですが、その時は吟醸香を十分に引き出せませんでした。
3年の時を経て、日本酒らしい個性を最大限表現できるよう工夫をして仕込みを行ったところ、見事に華やかな香りのビールに仕上がりました。
レシピ作成山宮拓馬

こだわり
使用した「MK3」という酵母はカプロン酸エチルという香り成分を高生産する株です。カプロン酸エチルは日本酒の吟醸香に寄与するエステル香の一つで、リンゴやメロンのような瑞々しい果実香を感じさせます。日本酒酵母をを使用して吟醸香にフィーチャーしたビールは他のブルワリーも作っていますが、「カプロン酸エチル」を特徴香としているものは他にないはずです。一味違う三重県のSake Yeast Beerをお楽しみください。

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純麦吟醸 IPA（ジュンバクギンジョウ・アイピーエー）
ALC7.0%　IBU35
スタイル
Sake Yeast Beer
飲み頃温度
5～8℃
原材料
大麦麦芽、小麦麦芽、小麦、ホップ

ブルワリー