甲州微行 NO BUBBLE 2022

反射炉ビヤ / HANSHARO BEER BREWING (蔵屋鳴沢)
スタイルその他エール - Wild Ale / ワイルドエール
ABV9.5%
IBU13.0

0.0☆☆☆☆☆

ペイザナ中原ワイナリー、ドメーヌ・オヤマダ、小山田幸紀氏の栽培した葡萄(デラウェア)に付着する自然酵母を使用したビールが、オーク樽熟成Ver.となって新登場!
昨年発売の「甲州微行」と同じ自然酵母を使用し、樽熟成に合わせAlc.9.5%設定にて醸造。
樽熟成を経て、自然酵母の特徴がより表面化したこのビールを、ワイングラスでゆっくりと楽しんで欲しいという思いから、あえてガスを施さず「NO BUBBLE」として仕上げました。
反射炉ビヤが挑戦する、ワインの世界へより近づけた、常識を覆すような一杯!葡萄による自然酵母ビールの新たなる境地をぜひお楽しみ下さい。

【ドメーヌ・オヤマダ 小山田幸紀氏】
2011年に小山田氏を中心にペイザナ農事組合を設立。2014年に共同醸造所であるペイザナ中原ワイナリーを設立。
ドメーヌ・オヤマダは栽培から醸造までを一人でこなし、培養酵母を使用せず自然酵母でナチュラルなワイン造りをされています。
常に収穫にたくさんの人が集まるのも、小山田さんの仕事へのストイックな姿勢、情熱に加え魅力的な人柄によるものだと思います。
高い醸造技術に加え、「ブドウのポテンシャルを追求し、いたずらにワインを汚さない」という信念のもと作り出されるワインはまさに小山田さんそのものとも言える、一言では説明できない素晴らしさを感じます。

【 2022年の「甲州微行NO BUBBLE」づくり】
小山田さんは私がワイン醸造学を学んでいた学生時代の時から大変お世話になっている、心から尊敬する醸造家です。葡萄の笠かけ、収穫から関わらせていただきました。
昨年発売した2021年の「甲州微行NO BUBBLE」と比べて、2022年は自然酵母の発酵がより旺盛となりアルコール度数が上がり、ドライですがボリュームのある印象。華やかな香りと共に樽熟成によって洗練した味わいに仕上がり、小山田さんの自然酵母の魅力が存分に表れる形となりました。
少しずつ酵母に寄り添えられているのか、毎年の自然酵母の働きの様子を自分でも楽しみながら見守れるようになってきています。昨年に引き続き自然酵母による穏やかな印象が心地よい一杯になっていると思いますので、今回の「甲州微行NO BUBBLE」もナチュールワインとクラフトビールの1つの架け橋になればと願っています。   
                 
反射炉ビヤ 山田隼平 
            
〈テイスティングコメント〉
【外観】
輝きのあるオレンジ
【香り】
トップで黄桃、焼きリンゴ、サクランボ、ラフランスなどを思わせる果実の要素が、熟した印象が重なることにより、華やかでありながら上品に香ります。不思議とデラウェア葡萄のアロマも存在しています。
【味わい】
口中ではアロマでも感じられたフルーティーさが華やかに広がり、樽熟成によって丸みを帯びた酸味が程よく感じられ、食欲を刺激します。中盤から自然酵母や樽熟成からなる、これまた心地よい渋み、苦みが現れ、ワインを思わせるような贅沢な余韻をつくりあげています。トップの人懐っこい印象がありながら、少々キレがあり気品のある余韻を持つ点が、このビールの魅力的な部分に感じます。
【食べ合わせ】
万能な食中酒になると思います。餡のかかる揚げ出し豆腐と合わせたいです。

ヴィンテージ:2022年
ビアスタイル:樽熟成自然酵母ビール
ホップ:Amarillo、Cascade、Motueka、Mosaic、
樽熟成:樽発酵、8か月熟成
(フレンチオーク樽:84%アカシア樽 16%)
アルコール度数:9.5%
IBU:13

ブルワリー

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