METAMORHOP BRUT IPA / メタモルホップブリュットIPA

スタイル	IPA - Brut IPA / ブリュットIPA
ABV	6.5%
IBU	55.0

4.2★★★★☆

キレキレドライで、刺激的な味わい ! “トロピカルの極地”
METAMORHOP BRUT IPA

IRC7-active のワイン酵母「Sauvy」でバイオトランスフォーメーションしたチオールたっぷりな Brut IPA にチャレンジしました。

Brut IPAとは
Brut IPA はアメリカン IPA から派生したスタイルの1つで、ドライで辛口のシャンパンを思わせるような味わいが特徴です。醸造工程で糖分分解酵素を添加し、非資化性糖分を限りなく減らします。そして完全に発酵させることで、辛口でキレのある味わいを作り出します。アメリカンホップ由来のフルーティな香りがしっかりと感じられながらも、後味の抜けが良いスッキリしたスタイルです。

コンセプト
IRC7-active のワイン酵母「Sauvy」でバイオトランスフォーメーションしたチオールたっぷりな Brut IPA !
チオールは微量香気成分です。わずかな量で香り、フルーティ・トロピカルな好ましい香りをもたらすものもあります。ワイン業界で昔から注目されてきた要素でしたが、最近のクラフトビールシーンでも注目を集めています。

ブルワー山宮拓馬のコメント
今回使用したワイン酵母「Sauvy」は活性型の IRC7 の遺伝子を持っています。この遺伝子は多くの酵母では不活性化されています。この遺伝子が代謝する酵素は、ビール中に含まれるシステイン結合型の 3MH を遊離型に分離するバイオトランスフォーメーション能力を持ちます。バイオトランスフォーメーションによって、本来香らない結合型のチオールが、グレープフルーツやグァバ、ライチのような香りの3MH に変換され、さらにそれがエステル化してできるパッションフルーツのような香りの 3MHA に変換され、ビール中に放出されます。

ラベルデザイン
担当してくださったイラストレーター
岡村亮太 (おかむらりょうた) さん
Instagram: @ichiraku_studio
1986年生まれ、大阪出身、茨城県在住。大阪デザイナー専門学校卒業後、グラフィックデザイナーとして勤務、2015年より筆やシルクスクリーンを使い、レトロ&アメコミライクなテイストでイラストを作成しています。

こだわり
今回の Brut IPA では大量のホップ投入に加えて、「Sauvy」のバイオトランスフォーメーションのカを借りて、感知閾値を大きく上回る量のチオールを生み出し、とてもとてもジューシーな香りになりました。

あじわい
やや霞のあるゴールドカラー。フルーティ・トロピカルなアロマが立ち上ります。ドライですが、ホップフレーバーが甘みを感じさせ、程よいボディがあります。IRC7-active のワイン酵母由来の爆発的なチオールと Hazy IPA 並みに投入した大量のSimcoe、Amarillo によるグレープフルーツとオレンジのようなフレーバーを楽しむことができます。