Kuroshio Gose

スタイル	サワー - Gose / ゴーゼ
ABV	4.0%
IBU	-

0.0☆☆☆☆☆

少し前に作った文旦のビール（Hand over）の時につながりができた、高知県にある中里自然農園の中里さんとお話をしているうちに、海水を炊いて塩を作っているという話題になり、そこから始まったビール。塩を使ったビールと言えば、そうゴーゼですよね。

ライムやシトラス系の爽やかな香り、柔らかな塩味と酸味、ほのかにやさしい甘みがある味わいです。

ホップはシトラだけを使用し、よりさわやかなフレーバーとドライな後味になるように仕上げました。
スイカに塩をかけるとより甘く感じるように、塩が入っていることで、麦芽由来の甘みを感じやすいのかもしれません。
とはいえ甘さは強いものではなく、さわやかな味わいです。

一般的なゴーゼは塩味がはっきりしていて、酸味も強めなものが多かったりするのですが、マウンテンリバーらしく、飲みやすくやさしい味わいにアレンジをしたゴーゼです。
通常だと酸味は乳酸菌を使って発酵させることが多いのですが、今回のゴーゼは乳酸菌は使わないで、乳酸発酵させたサワーモルト（アシッドモルト）を多く使うことで酸味を調整しています。

シンプルなビールなので、幅広い料理にあうのではないかなと思います。
中華の冷菜や、蒸し料理と合わせたら、料理との調和を楽しめそうですし、味が濃い目の中華料理、イタリアンやフレンチの肉系の前菜やメインとなら、口の中をすっきりさせて食が進みそうです。

中里さんから農園の近くの海の写真をお借りしました。
透明度が高くて、穏やかで写真を見るだけでも涼しげで、リラックスしてしまう海の様子です。ここから取った海水を炊いてできた塩を分けていただきました。
海の恵みを味わってもらえたらなと思います。

そして今回のラベルは、Hand overのラベルでもお世話になった山本さんにデザインしてもらいました。
海をイメージしたさわやかで、スプラッシュな雰囲気のあるモチーフは山本さんの友人のお子さんが書いたものを引用しているそうです。
そのお子さんにもラベルを見てもらえたらうれしいですね！

ぜひ飲んでみてください！

ブルワリー