Another CPA / アナザー CPA

CRAFT BEER BASE Brewing Lab / クラフトビアベース
スタイルペールエール - American Pale Ale / アメリカンペールエール
ABV5.8%
IBU-

0.0☆☆☆☆☆

Contemporary(現代的)なPale Ale。
CBBの定番ビール『CPA』 (Classic Pale Ale)とは対照的な造りと味わい。
フルーティで鮮やかなホップフレーバーと調和するサクッとしたトーストのようなモルトフレーバー。
This is “Contemporary Pale Ale” which is contrast to our flagship beer “CPA (Classic Pale Ale)”. The fruity and juicy hop flavor is in harmony with the toasty and crisp malt flavor.

CRAFT BEER BASEでは2023年、ビールの4大発祥国を順次特集する。6~8月のテーマはアメリカだ。醸造部からもアメリカ発祥のビアスタイルを幾つかリリースする。
今回のリリースはクラフトビールの基本のビアスタイル‘ペールエール’(以降PA)で、特にアメリカンPAを現代的に仕上げたバージョンだ。いわば‘コンテンポラリーPA’、略してCPAだが、ネーミングは『Another CPA』とした。
このネーミングとなった理由はCRAFT BEER BASE (CBB)の自社ビールラインナップをみればわかる通り、
『CPA』というネーミングのビールが既に定番で存在しているからだ。定番の方の『CPA』は‘クラシック(古典的な)PA’が第一の意味である(他にも意味はあるが)。そのお手本は『Sierra Nevada Pale Ale』や『Anchor Liberty Ale』で、Cascadeホップとカラメルモルトの調和した味わいをCBBなりに目指したものだ。
一方で『Another CPA』は、何がお手本とは言わないが、ここ10~20年のクラフトビアシーンを見渡して、CBBが‘現代的’と思うPAを表現したものだ。以前にリリースしたWCIPAのコメント欄でも書いたが、アメリカンPAもまた、シーンの流行を受けて典型が変化している。具体的には、ホップの香りはフルーティに、苦味は抑えめに、モルトの風味は抑えめに、外観は明るくなってきた印象だ。
それでもPAに求められるのは依然として‘ホップとモルトの調和’である。しかしクラシックPAと違って、様々なフレーバーのホップが利用可能なコンテンポラリーPAにおいて、この調和を達成するにはセンスが問われる。極端に書けば、ホップ品種ごとに最適レシピが異なるからだ。
さて、本作は様々な品種のホップを使用したが、その総量は定番の『CPA』と同じである。ただし『CPA』では行わないドライホッピング(発酵中のホップ添加)を含め、製造工程の後側になるにつれてリリース年度の新しいホップ品種を使用することで、現代に向かう流れを表現した。相対するモルトには、ホップの軽やかなフルーティさを損なわないために、カラメル香の強いものは控えたが、代わりに適度なトースト香のするMunichモルトを多めに使用することで、PAとして心地の良いモルト感を醸した。
個人的にブルワー試しとも思えるコンテンポラリーPA。上手く表現できただろうか。

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Batch # L33
Brewing/Tasting Sheet
Brewing Date 2023/05/02
Release Date 2023/07/19

Another CPA
Beer Style: American Pale Ale
ABV: 5.8 %
OG: 1.046
IBU: 20
FG: 1.002
SRM: 5

Grain Bill
Pilsner 80%
Munich Malt 20%
Yellow Koji Trace

Hops:
Magnum Boil ST 0.5g/L
Simcoe Wirlpool 1.5 g/L
Citra Wirlpool 1.5 g/L
Cashmere Dry-Hopping 2.5 g/L
Idaho 7 Dry-Hopping 1.5 g/L

Yeast:
Lallemand BRY-97

Water (ppm):
Ca 110 Mg 2 Na 15 Cl 112 S04 116

ブルワリー

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