Lavender, Chamomile & Mistral - ラベカモ番外編 002 / ラベンダー カモミール & ミストラル

CRAFT BEER BASE Brewing Lab / クラフトビアベース
スタイルその他エール - Golden Ale / ゴールデンエール
ABV6.1%
IBU15.0

0.0☆☆☆☆☆

CRAFT BEER BASEの一番人気ビール『Lavender & Chamomile』をベースに、リースリングワインのような香りのフランス産ホップ“Mistral”でドライホッピングを施した。
Based on the recipe of our flagship beer “Lavender & Chamomile”, this beer was applied an additional dry-hopping with French hops “Mistral” which have an aroma like Riesling wine.

昨今のクラフトビールで最も注目を浴びる原材料であるホップ。その一大産地はドイツやアメリカだが、世界には知られざるホップの名産地も存在する。そのうちのひとつがフランスだ。美酒美食の国なだけあって、フランス産ホップは高品質かつ実にユニークなのだ。
この度、そんなフランス産ホップの魅力を体感できるイベントが、輸入元の(株)BET主催のもと東京と大阪で開催される。その大阪側の会場にCRAFT BEER BASE (CBB)が選ばれた。そこで醸造部でもフランス産ホップをフィーチャーしたビールを造ることにした。
造るビールは即決だった。それはCBBの定番ラインナップで一番人気の『Lavender & Chamomile』をベースに、“Mistral”という品種のフランス産ホップでドライホッピングを施したゴールデンエールである。どうせならCBBらしいビールにしたくて定番をベースにしたのもあるが、そうでなくともラベンダーやカモミールのような香り高いハーブとMistralホップの相性は間違いないと思われた。
というのは、もともとMistralはCBBのお気に入りホップで、Mistralを使用したビールは何度か造ったことがあり、その特徴はよく知っていたからだ。毎度ながら、Mistral特有のアルザス産リースリングワインを思わせる蜂蜜やリンゴ、洋ナシの香りがキリっとまとまったフレーバーには感嘆する。このMistralホップ、リンゴ香が特徴のカモミール、そしてキレのある香りのラベンダーを合わせれば、各素材の持ち味が引き立て合うことは想像に難くなかった。
別の観点は、フランスは美酒美食だけではなくハーブ利用も盛んであることだ。例えば、ハーブの香り成分を濃縮した精油を役立てる“アロマテラピー”が発祥したのはフランスである。このことからフランス産ホップに多様なハーブを合わせるという発想はごく自然なことに思われた。
さて結果は、ベースの『Lavender & Chamomile』の特徴は残しながら、より香りの厚みが増したように感じる。プラスのアクセントとして、ホップに普遍的な柑橘や樹脂の香りが効いている。驚いたのは、どの素材からも単体では感じられないマンゴーのような香りが生まれたことだ。これについて解釈を試みたが、検討つかず興味深い。
単体でもユニークなフランス産ホップだが、他原料との組み合わせにも可能性を感じてやまない。

Batch # 185
Brewing/Tasting Sheet
Brewing Date 2023/06/05
Release Date 2023/07/05

ラベカモ番外編 002
Lavender, Chamomile & Mistral
Beer Style: Dry-Hopped Golden Ale with Herbs
ABV: 6.1 %
OG: 1.050
IBU: 15
FG: 1.004
SRM: 3

Grain Bill:
Pilsner 90%
Wheat Malt 10%
Yellow Koji Trace

Herbs:
Magnum Hops Boil ST 0.5g/L
Mistral Hops Boil Ed 2.5g/L
Mistral Hops Dry-Hopping 3.5g/L
Lavender Secret
Chamomile Secret

Yeast:
Lallemand BRY-97 (American Ale Yeast)

Water (ppm):
Ca 97 Mg 2 Na 15 Cl 100 SO4 102

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