モンクなし / Monkless

京都醸造 / KYOTO BREWING CO.
スタイルその他 - Dubbel / デュッベル
ABV7.0%
IBU16.0

0.0☆☆☆☆☆

伝統的な修道院ビールにインスピレーションを得た二次発酵のベルジャンエール

【味わいの特徴】
キャラメルやトフィー、レーズンを想起する酵母由来のフルーティーな香りが特長のベルジャンスペシャル

【相性の良い食事】
ブラウンシチュー(特にベルギーの伝統的なビール煮込み「カーボナードフラマンド」)、エポワスやミモレットなどの熟成チーズ、キャラメルやナッツを使ったタルト

【名前の由来】
トラピストエールはベルギーの修道院で脈々と造られてきた伝統的なビール。京都醸造には修道士(モンク)はいないけど、彼らの造る素晴らしいエールに着想を得た、二次発酵のベルジャンビールを造りました。

【醸造家の声】
クラシックなビールスタイル、特にトラピストエールのような伝統的なビールにおいては、ひとつひとつの工程に細心の注意を払うことがなによりも重要です。

まず私は、このビールを少しのアレンジを加えながらもベルギーの伝統にも忠実に作ることにしました。トラピストエールはその名前のとおり、トラピスト(修道院)の修道士たちによって醸造されてきた歴史をもち、アルコール度数によってシングル、デュベル(ダブル)、トリペル(トリプル)、クアドル(クァッド)と分類されます。このビールは、7%ですので、デュベルに当たり、その特性を意識して造ることにしました。

まず、トフィーやビスケットのようなモルトの滋味深さとダークフルーツのような味わいがひとつの特長として挙げられ、これを実現するために、"Special B"というお気に入りのモルトを使用しました。どれだけ気に入ってるかというと、醸造する日にポリポリとつまみ食いをするほどです。狙い通りに、このモルトによってダークフルーツ系の風味をしっかりとビールに与え、さらにミュンヘナ―とピルスナーのベースモルトで、ビールのバランスを固めることができました。

ホップに関してはシンプルながらも面白い選択をしました。煮沸中にドイツ産のホップを使用し、ハーバルでスパイス感のあるキャラクターを加えることで、モルト由来の甘みとうまくバランスさせました。また、Rakauというホップを少量使用して、トラピストビールによく見られるトロピカルフルーツ系のニュアンスをわずかに加えました。

そして、アビーエール酵母で発酵を減ることによって、このスタイルならではのフルーティーなエステル香を生み出し、伝統にしっかり現代的な要素を加えたビールが完成です。クラシックでありながら活き活きとした印象を与え、飲む人を愉しませる仕上がりです。もちろん、二次発酵を施して仕上げているので、味わいに落ち着きもあり、まさに格別で贅沢な一品です。

スタイル
ベルジャンスペシャル
シリーズ
KBC2.0
ABV
7.0%
IBU
16
ガスボリューム
2.6
モルト
Pilsner, Munich, Special B
ホップ
Flex, Rakau, Spalter
酵母
Abbey/Trappist Ale
副原料
糖類
品目
発泡酒

ブルワリー

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