Loungin' / ラウンジン

有頂天醸造 / WU-CHAW TENG BREW
スタイルラガー - Lager / ラガー
ABV6.0%
IBU18.0

0.0☆☆☆☆☆

モルトの風味とノーブルホップの上品な香りを中心にした厚みのあるExport Lager。Export LagerまたはDortmunderExportと呼ばれるラガーですが、国外への輸出用に発酵度を高めたドイツのドルトムント発祥のビアスタイルです。

グレインビルはPilsner maltを中心にVienna, Munich , Melanoidinとドイツ産のモルトで構成しました。MunichはPale Lagerよりも割合多めで使用し、Melanoidinも使用したのでカラーはスタイルガイドライン上限くらいの比較的濃い色味となりトーストやナッツのようなモルトの風味が出ています。仕込みではデコクションマッシュをしておりより奥行きのあるボディになっています。モルトの甘みも若干残し気味の仕上げで豊かな味わいなので寒いシーズンにもピッタリかなと。

ホップはSaazとHallertau Mittelfruhを使用。ラガーは基本ダブルバッチでの仕込みをしているのですが、今回は初日の仕込みをSaazシングル、2日目をMittelfruhシングルで仕込みました。ワールプールでは温度を落としてより香りを液体内にしっかりと抽出できるようにしました。使用しているホップ量はsaaz、Mittelfruh共に変わりませんが表に出てくる香りはMittelfruhの方が強いかなという印象です。

Export Lager自体はホップの香りを強く出すスタイルではありませんが、国外への流通を考えたらアルコール度数上げるだけでなく、ホップもしっかり使った方が安全なんだろうなあなんて考えてスタイルガイドラインよりしっかり目なホップの使用量にしました。
苦味自体は控えめで設定してあります。
フローラル、スパイシーな香りが心地よい作りになりました。本当はもう少し早いリリースで考えていたのですがケグが常に不足しており想定以上のラガーリングをする事となったのですが、結果として長期のラガーリングでクリーンかつ棘のないクリアな仕上がりになっています。

ビール名はGuruのJazzmatazz vol.1より"Loungin'"を拝借。
GuruのクールなラップとDonald Byrdのホーンがカッコいい名曲です。

Malts : Pilsner, Vienna, Munich, Melanoidon
Hops : Saaz, Hallertau Mittelefruh
Yeast : W/34/70
ABV : 6.0%
FG : 1.013
IBU : 18

ブルワリー

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