AMBER / アンバー

有頂天醸造 / WU-CHAW TENG BREW
スタイルラガー - Amber Lager / アンバーラガー
ABV5.5%
IBU32.0

0.0☆☆☆☆☆

横浜は野毛のBAMBOO4さんの1周年を記念して一緒に仕込んだアンバーラガー。
モルトの風味が豊かでカラメルやナッツ、トーストの様な風味。モルトの甘みとホップの苦味のバランス、色味ほど重くなくスムースな飲み口。

Tap&Crowler さんの周年で仕込んだアンバーラガーはベルジャンモルトを中心にした構成でしたが、今回はCzech Style Amber Lagerという事でチェコ産のモルトのを中心に構成しました。

ベースモルトはFloor Malted Bohemian PilsnerとFloor Malted Bohemian Dark。
両方とも伝統的な製麦技術を用いたチェコ産のモルトになります。
甘みが強いわけではないですがボディ感がしっかりとしていてデコクションマッシングとの相性が良いのかなという印象です。
今回はダブルデコクショョンで2回に分けて醪の一部を煮沸しています。
モルトの芯がしっかりと感じられるかなと。スペシャルティモルトにはCarabohemian MaltとMelanoidin malt。
CaraBohemian maltはドラムローストしたカラメルモルトで甘香ばしい香り、カラメル感が特徴的です。
Melanoidinはトーストの様な香ばしさとモルトコクや深みを出してくれています。
Belgian Amber Lagerの際はモルトの種類も多く複雑な構成でしたが今回はシンプルな作りになっています。
味わいは前回の方がレイヤーが多かったのですがこちらは逆にシンプルにまとまっています。

ホップには今回初めて使うチェコ産のホップKazbekとチェコの代名詞とも言えるSaazを使用。
煮沸のホッピングのほとんどはKazbekボイルの最後とワールプールでSaazという構成になっています。Super Saazとも呼ばれるKazbekですが、Saaz らしいノーブルな香りに加えてシトラスやベリーの様な香りが特徴的です。モルトの風味の方が強い今回の構成ではわかりにくいかもしれませんが、また別の機会でシングルの淡色で使ってみたいなと。

イーストは引き続きUrkelで低めの温度でじっくりと醗酵を進めました。
代を重ねて若干エステル感が強くなった様な気がしないでもないですがクリーンでクリスピーな飲み口にはなっています。
水質調整はせず諏訪の軟水を活かした仕上がりで丸みのあるマウスフィール、重くない仕上がりでチェコラガーらしい質感かなと。

チェコラガーの表記で使われるバリング度で言うと今回は13℃。
少しモルトリッチな作りになっています。
冬場のラガーとして良い感じの仕上がりかと思います!
ロースト系のお肉やソーセージなんかと一緒に飲んでもらうのも良いかなと。
ホッピーなビールの後の中継ぎに飲んでもらうのも良さそうですね。
映画見ながらダラダラ飲んだりもしたいですね。

ビール名は今回はストレートですがAMBER。
湘南出身のシンガーソングライターのさらさの曲からです。
オリジナルのアーバンなネオソウルっぽいサウンドも好きですが、DJ MITSU THE BEATSのRemixの質感もめちゃくちゃ良いです。

AMBER / Czech Style Amber Lager 13°
Malts : Floor Malted Bohemian Pilsner, Floor Malted Bohemian Dark, Carabohemian, Melanoidin
Hops : Kazbek, Saaz
Yeast : Urkel
ABV : 5.5%
IBU : 32
FG : 1.012

--
BAMBOO 4 / バンブー 4
https://my-beers.com/bars/2503

ブルワリー

このブルワリーの他のビール

おすすめのビール