Grapevine 2025 / グレープバイン 2025

Far Yeast Brewing / ファーイーストブルーイング
スタイルペールエール - American Pale Ale / アメリカンペールエール
ABV6.0%
IBU-

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■土に還る運命だったぶどう約500kgを活用
ワイン用のぶどうの栽培では、果実ひとつひとつに栄養が行き渡り凝縮感のある美味しいぶどうが育つよう、栽培の過程で房を間引く「摘房」という作業が行われ、摘房されたぶどうは土へと還されやがて肥料となります。当社では、日本ワインの一大産地である山梨県勝沼地区にあるメルシャン ヴィティコール勝沼とタッグを組み、摘房されワイン造りに使用されなかったぶどうを活用してクラフトビールにアップサイクルする取り組みを2021年より始めました。今年で5年目となります。
摘房された果実は糖度が低く、ワイン醸造には適しませんが、ビールにするには十分な糖度があります。これらを活かし、香り豊かなビールへの再生を実現しています。

■今年は赤ワイン品種「シラー」と「マスカット・ベーリーA」を使用
『Far Yeast Grapevine』は、地域と共創して、ビールとともに山梨の魅力を全国に発信する「Brewed with YAMANASHI」より、山梨のぶどうを使った限定商品として、毎年ビアスタイルを変えて発売しています。今年は去年に引き続き、山梨で新たに挑戦している赤ワイン品種「シラー」と「マスカット・ベーリーA」の2種類のぶどうを使用しました。
8月上旬、当社スタッフも山梨市の「シャトー・メルシャン 鴨居寺ヴィンヤード」のぶどう畑に赴き、摘房作業を実施。買い受けた約500kgの摘房果実を使用し、3000Lの製品を醸造しました。

■ぶどうのキャラクターを活かしたアメリカンペールエール
『Far Yeast Grapevine 2025』は、「シャトー・メルシャン 勝沼ワイナリー」の摘房したブドウを活用することで、摘房ブドウの香り豊かな商品への再生を実現しています。今年は赤ワイン品種「シラー」「マスカット・ベーリーA」を計500㎏使用しました。
赤ワインの製造工程で、発酵中のワインにぶどうの果皮を漬け込む「マセレーション」という手法を参考に、発酵中のビールに「シラー」と「マスカット・ベーリーA」の果皮を浸漬することで、ブドウが持つ風味と色を最大限に引き出しています。外観はロゼワインのようなオレンジがかったピンク色。ブドウ由来のフラワリーでスパイシーな香りと、ホップ由来のトロピカル、柑橘系のアロマが調和しています。またブドウの程よい酸味に加え、赤ワインのようなタンニン感のある後味も加わり、ワインとビールのハイブリッドな味わいに仕上がりました。

■商品詳細
スタイル:American Pale Ale with Wine Grapes
アルコール度数: 6.0%
IBU:-
原材料:ぶどう(山梨県甲州市産)、麦芽(外国製造)、糖類、ホップ
ホップ:Citra, Mosaic Cryo,Krush Cryo ,Idaho7 Dynaboost, Nelson Sauvin
品目:発泡酒(麦芽使用率:25%以上50%未満)

ブルワリー

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