Berry Saison / ベリーセゾン

ヤッホーブルーイング
スタイルその他 - Saison / セゾン
ABV4.5%
IBU10.0

0.0☆☆☆☆☆

味わい
ホップの主張を控えめにして、ラズベリーのキャラクターを前面に出したのが今回の「Berry Saison」です。ラズベリーやビール酵母由来の酸味がまず感じられて、最後にほんのりと甘みを感じる、そんな設計にしました。フルーツをつかったビールづくりは今回がはじめてでしたが、いい出来になっていると思います!
また、夏に飲みやすいよう、軽くてドライな味感に仕上げています。さっぱりとした味わいなので、暑い中YONA YONA BEER WORKSにお越しいただいた時の、最初の一杯にぴったりだと思います……! ぜひ「Berry Saison」でリフレッシュしてくださいね。

「セゾン」ビールで新しいチャレンジを!
「夏に飲むんだったら、ごくごく飲めるライトなビールがいいな……」そう思って、今回のレシピ開発を始めました。
夏に飲むビールというと真っ先に思い浮かぶのが「セッションIPA」なのですが(私だけ?)、今回あえて「セゾン」スタイルのビールにしたのは二つの理由があります。
一つ目は、セゾンというスタイルの面白さ。
ホップを強調するか、エステル(ビール酵母が生み出す香りのこと)を立たせるか、はたまた副原料を使って個性を出すか。色々なアレンジが効きやすいのもセゾンの魅力で、ワークスエールにぴったりだなと思ったんです。
二つ目は「これまで私たちがあまり開発したことのないスタイル」だったから。
じつは私たち、IPA系のビールはよくつくっているんです。定番の「インドの青鬼」、軽井沢限定の「軽井沢ビール クラフトザウルス ブラックIPA・Brut IPA」などなど。一方セゾンは定番の「僕ビール君ビール」1種のみ。わりと未開拓のスタイルでした。
ワークスエールの開発は、製品化に繋げられるようなレシピをストックする狙いもあるので、今回セゾンでチャレンジしてみることにしたんです!
フルーツを使ったビールは以前からつくってみたかったので、その方向でいこうとレシピを検討し、試験醸造。何回かレシピの調整を繰り返して完成したのが今回の「Berry Saison」です。

ラズベリーを使ったビール「Berry Saison」ができるまで
セゾン特有の酸味にあうようなフルーツがないかなあと思って目を付けたのがベリー類でした。甘酸っぱい味わいのラズベリー・クランベリー・レッドタートチェリーのピューレを取り寄せて味や香りなどをチェック。最終的に、今回つくりたいイメージに一番あいそうなラズベリーピューレを使用することにしました。
クランベリー・レッドタート・ラズベリーのピューレがカップに入って並んでいるところ
今回ラズベリーのキャラクター(甘みや香り)を出すために工夫したのが、投入するタイミング。醗酵過程で投入してしまうとラズベリーの成分も分解されてしまうので、「熟成中」に漬け込むことにしました。こうすることで、ダイレクトにラズベリーを感じられるビールになるんです。
発酵を終えた若いビールをタンクから樽に移し、そこにピューレをいれて、タンクの中に戻す……という工程を繰り返して漬け込んでいます。
たくさんのピューレを何回かに分けて投入していくのですが、都度グラスに注いでみたのがこちらの写真。徐々にピンクの色合いになっているのが分かりますよね! この後しばらく熟成させて「Berry Saison」は完成しました。

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ワークスエール#22「Berry Saison」
ビアスタイル:フルーツセゾン
アルコール度数:4.5%
IBU:10
Hop:Mosaic、Strata

ブルワリー

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