小豆色の素肌

うしとらブルワリー / Ushi Tora Brewery
スタイルその他エール - Amber Ale / アンバーエール
ABV5.0%
IBU18.0

0.0☆☆☆☆☆

京都、栃木の名産品を掛け合わせたアンバーエールです‼︎
ブルワー大熊がクラフトビールにハマるきっかけとなった京都にあるBEER PUB TAKUMIYAさんがこの度立ち上げるブルワリーnude beerさんとのコラボレーションビールです。
今回はオンラインミーティングを数回行い、秋深まりこの季節に飲みたくなるアンバーエールを造ろうとスタイルはすぐに決まりました。また、コラボならではのそれぞれの地域の名産を使おうとなり、出来上がりのイメージをしながらの選定に議論を重ねあまりビールで使われていなく、且つ京都では馴染みの深い小豆を使ってみようとなりました。さらに、栃木名産のハト麦を使用し京栃折衷のものにと決定しました。
仕込みに際し、小豆の下処理は必須で渋きりの時間、回数には細心の注意を払いました。渋きりが不十分だと小豆のエグみが感じられ、渋きりし過ぎると小豆の香り、味わいが感じられませんでしたが、試作を繰り返し納得いくバランスとなりました。仕込み中はブリューハウス内に小豆の良い香りが立ち込め、宛ら和菓子屋さんのようでした!
タンクでの発酵段階、熟成段階での日々のテイスティングで小豆の香り、味わいが感じられる日もあれば、ほぼ感じられない日もあり毎日ドキドキしながらでしたが、完成に近づくにつれ小豆感が安定してきてモルト由来の味わいと相乗効果をもたらしてくれましたと思います。またベースとなる味わいはモルト由来のカラメル感、ハト麦由来の香ばしさ、CRAFT HOUSE KYOTO両者由来のすっきりとした甘さを感じていただけるかと思います。
コラボビールを造るのは個人的には初めてで普段会えないブルワーさんとブルーイングについて意見交換する貴重な時間で刺激を受けて楽しかったです。このビールは今まで私が造ったもの以上に毎日様々な変化をし、ドキドキさせてくれました。
最終的に京都のような奥ゆかしさも感じられるものとなりました。紅葉の帳が下りる今日此頃、ぜひホッと一息つきながらじっくりこのビールと向き合ってみてください。そうすると紅葉を観に行きたくなるはずです!
そうだ京都、行こう。

#687 小豆色の素肌
ABV: 5%
IBU: 18
Molto: Red X, SpecialX, Maris Otter, Munchner
Hop: Cascade
yeast: US-05
other: 丹波大納言小豆、はと麦
recipe: 大熊

ブルワリー

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