Northern English Brown Ale / ノーザン イングリッシュ ブラウン エール

CRAFT BEER BASE Brewing Lab / クラフトビアベース
スタイルその他エール - Brown Ale / ブラウンエール
ABV4.9%
IBU20.0

0.0☆☆☆☆☆

濃色ビール界の優等生ともいえるノーザン・イングリッシュ・ブラウンエール。麦芽由来の甘味と酸味、ナッツやビスケットのような程よいロースト香、イングリッシュホップの紅茶の香り、酵母由来のフルーティな香りが調和。
Northern English Brown Ale is one of the most common flavored dark ale in my opinion. Enjoy well-balanced malt derived sweet and sour taste, moderate roast aroma like nuts or biscuits, tea-like hop aroma, and fruity aroma from yeast.

CRAFT BEER BASEでは2023年、ビールの4大発祥国を順次特集する。3~5月のテーマはイギリスだ。醸造部でもイギリス発祥のビアスタイルをいくつか造ってリリースする。
今回のリリースはブラウンエール、直訳すれば茶色のエールだ。わざとらしく抽象的な書き方をしたことから察せられる通り、茶色のエールには様々な派生形がある。
ビアスタイル呼称にはっきりと「茶色」と記されているものだけでも、サザン・イングリッシュ・ブラウンエール、ノーザン・イングリッシュ・ブラウンエール、イングリッシュ・ブラウン・ポーター、アメリカン・ブラウンエール、ベルジャン・アウトブライン、など。そして「茶色」とは記されていないものの、これらに関連する茶色のビアスタイルにイングリッシュ・ダーク・マイルドエールがある。
ただ単に色が茶色のエールというだけなら他にもあるかもしれないが、少なくとも上に列記したビアスタイルは数百年もの時を経て、互いに影響を及ぼしあい発展してきたものたちだ。その経緯については調べ出すとキリがないし、当然ここでは書ききれないので割愛する。
さて、通常ブラウンエールといったときには、ノーザン・イングリッシュ・ブラウンエールのことを指すことが多い。このスタイルは麦芽由来の甘味と酸味のバランスが見事なコクを呈し、ナッツやビスケットのような程よいロースト香が特徴的だ。それでいてイギリス産ホップの紅茶のようなニュアンスも微かに感じられる。酵母由来のイチゴのようなフルーティさも同居して、アルコール度数は5%前後である。濃色ビール界の優等生といった感じだ。
本作も平均的なノーザン・イングリッシュ・ブラウンエールを目指して醸造した。ブラウンエールがどんなものかつかみきれない方には是非飲んでみて欲しい。その上で、より甘口でアルコール度数の低いサザン・イングリッシュ・ブラウンエール、ドライでホップの効いたアメリカン・ブラウンエール、微生物由来の酸味の鋭いベルジャン・アウトブラインなども探して飲んでみると面白いだろう。

Batch # 179
Brewing/Tasting Sheet
Brewing Date 2023/03/19
Release Date 2023/04/26

『Northern English Brown Ale』
Style : Northern English Brown Ale
ABV: 4.9%
OG: 1.054
IBU: 20
FG: 1.018
SRM: 15

Grain Bill
: Maris Otter 88%
CaraMunich 60°L 4%
Brown Malt 6%
Chocolate Malt 2%
Yellow Koji Trace

Hops
: Magnum Boil ST 0.5g/L
Styrian Goldings Boil ED 2.5g/L

Yeast
: Lallemand London (English Ale Yeast)
Water (ppm): Ca 101 Mg 2 Na 15 Cl 107 SO4 102

ブルワリー

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