四方 IMPERIAL STOUT 枯露柿 2024

98 BEERs
スタイルスタウト - Imperial Stout / インペリアルスタウト
ABV9.0%
IBU-

0.0☆☆☆☆☆

⁡【四方】シリーズについて

四方[よほう]とは四角のことで、[しほう]と呼ぶのが一般的ですが、私たちは[よほう]と読み、第3のシリーズ名にしました。

古くから、四方はあらゆる形の中で最も完全な形態と言われ、禅の四大元素「地・水・火・風」や「東・西・南・北」、「春・夏・秋・冬」、「頭・胴・腕・脚」など、四は世界を表す源の数と言われてきました。

⁡この四方でリリースする製品には年号が入っており、ボトルでの長期熟成に向いたスタイルを今後も作っていきます。

熟成という時を経て、完全な味わいへと変化していく様子を楽しんでほしい、またシリーズ唯一のコルク仕様になっているのも四方の特徴で、特別なひと時に大切な人と味わって欲しい、そんな思いが込められています。

またこの地、塩山の名前の由来となっている小さな山「塩の山」も、「四方からよく見える」「四方がよく見える」という意味で「しほうのやま」と呼ばれたことから名付けられたと言われており、そういった意味でも親しみやすいシリーズ名となりました。

一年ぶりに【四方(よほう)】シリーズからのリリース。

今回も地元甲州市の @roots_farm_yamanashi さんの枯露柿を使ったインペリアルスタウト。

いただいた干し柿を、昨年よりも製造工程で枯露柿の成分を余すことなく抽出したため、干し柿由来の甘みや風味を多く得ることができました。
(かなり手間はかかりましたが。。。)
そのため昨年の8.2%よりもアルコール度数も高く、より干し柿の独特な甘い香りを感じていただけます。

【四方】IMPERIAL STOUT 枯露柿 2024
アルコール度数:9.0%

(Tasting note)
ミルクチョコレートの様な甘い香り、柿、洋梨、杏の完熟したフルーツ様が特徴のアロマが感じられ、味わいはダブルショットのラテ、エスプレッソの様な甘苦い味わいに、バーボンのようなフィニッシュ。

熟成について:この2024verの飲み頃としては1~3年をおすすめいたします。

(昨年のVTとの違いについて)
アルコール度数はもちろん、昨年のVTよりも明らかに干し柿の味わいや香りを感じていただけます。
2023VTをまだお持ちでしたら、ぜひ飲み比べてみていただけますと幸いです。

2023VTに関しては、1年間の熟成を経て、干し柿やドライレーズン、干し芋のようなドライフルーツ様、黒糖やリキュールの入ったチョコレートの様なアロマへと、また味わいもヌガー、ビターチョコ、モルトのロースティー&ナッティーな味わい、フィニッシュにスタウトらしいビタネス、スコッチウィスキーの様なスモーキー&スパイシーなフィニッシュへと熟成が進んでいます。

こう飲み比べますと、一見濃厚に感じられる2024VTもやや若く感じられ、来年以降2023VTの様な熟成が楽しめると思います。

<98BEERs の仕込み水について>
私たちのブルワリーで使っている仕込み水は、甲州市塩山平沢水系の柔らかな水で、とてもマイルドな口当たりです。
この水の特徴をビールに残したく、ほとんど水質調整をせずに使っています。
そのためどのビールも後味にカドがなく、柔らかな口当たりをベースに、酵母、モルト、ホップが織りなす複雑な味わいをお楽しみいただけます。
また、ボトル詰めするすべての商品は「瓶内二次発酵」で作られているため、ナチュラルカーボネーションによるキメ細かく優しい炭酸で、お食事の際のペアリングとしてもおすすめしております。

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