10

甘く浮く / amaku uku
スタイルその他 - Saison / セゾン
ABV4.0%
IBU-

0.0☆☆☆☆☆

甘く浮く開業10周年を記念した
りんごのセゾン

那須町は大野りんご園のふじを使用
昨年のりんごセゾンの倍量のりんごを
主発酵時2回に分けて浸漬

自家採取の野生酵母を用いて
5週間の開放式発酵

熟したりんごと微かな白檀の香り
蜜入りりんごを丸齧りしたような果実味と
芯や種由来の心地よいタンニン
はちみつのようなたっぷりとした旨みが
口内に沁み渡る奥行きのある一本

※冷やしすぎない方が果実味が開きます
※ 翌日はより味わいがが開くので数日に渡って楽しんでいただけます
※今後の熟成も大いに期待出来るので、しばらく寝かせてから楽しんで頂くのもおすすめです

10 2025
無濾過、非加熱処理
瓶内二次発酵発泡酒
アルコール分4%以上5%未満

原材料名
麦芽(国内製造)、りんご、大麦、糖類、ホップ

製造本数215本

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自分たちの工房でのビール造りは
3年目ですが
甘く浮くという屋号を掲げて
小商いを始めて丸10年が経ちました

先日
始めてのビールイベント出店時にお会いした
AQ Bevolutionのアルバートさんに
ビール造りをする前は何をしてたの?
と聞かれたので
黒磯でナチュラルワインの飲み屋をやっていたと
答えたら
黒磯でナチュラルワインを飲む人はいないよ
と笑われたので
いない事はないけれど
あまり流行りませんでしたと僕も笑いました

実際にあまり流行らなかったので
なかなかの量のバイザグラス用ワインを
長きに渡り自分で飲む羽目になりましたが
おかげで野生酵母で醸したワインの
抜栓後の浮き沈みや
うねりのようなものの道筋が
なんとなく分かるようになり
今となってはそんな経験が
自分たちのビール造りに
大いに役に立っています
なんだか不思議なものですね

まだまだ藪漕ぎの最中なので
あまり達成感のようなものもなく
この10年を語る機会を
特別設ける必要もないと
当初は思っていたのですが
今回のビールを口にしたら
この10年の味がぐるぐるとしたのと
日頃の感謝を伝えるのに
節目は何かと都合が良いので
10周年を記念したビールとして
出すことにしました

このビールを
甘く浮くという活動を通して
出会った全ての方々と
いつも隣にいてくれるなおちゃんに捧げます

落ち込むこともあるけれど
僕はなんとか生きています
いつも本当にありがとうございます

まるで事故車の修復歴みたいな10年でしたが
まだまだ僕は走りたいし
行きたい場所があるのです

ブルワリー

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