南の遙々 / Yonder South

京都醸造 / KYOTO BREWING CO.
スタイルIPA - White IPA / ホワイト IPA
ABV6.5%
IBU20.0

0.0☆☆☆☆☆

トロピカルホップとハイビスカスが効果的に働きあった、ほんのりピンク色のホワイトIPA

【味わいの特徴】
トロピカルフルーツやベリー、フローラルな香りのホップブレンドとハイビスカスの花を使ったホワイトIPA。小麦のソフトでまったりとした口当たりとハイビスカスのほのかなピンク色が次の一口を誘います。

【相性の良い食事】
オレンジと白玉ねぎを合わせたズッキーニのエスカベッシュ風、サクラマスと梅干をを使った炒飯、牛ランプのタリアータ,バルサミコソース

【名前の由来】
現代において、美味しいビールを造ろうと思うと、遠く離れた土地から麦芽やホップなどの材料を運んでくる必要があります。(本当はその地域で出来た材料だけで造るのが理想ですが、コストを抑えながら、より良いものを、となると、どうしてもこうなってしまいます。)

今日も美味しいビールを"気軽に"楽しめるのも、人の手から手へ、物をスムースに渡してゆく現代の物流技術の上に成り立つ奇跡の産物と言えるでしょう。そんなことに思いを馳せると、今日の一杯が一層味わい深く感じられるはず。

【醸造家の声】
南国でよく見られるハイビスカスは、その鮮やかな見た目だけでなく、非常にユニークな風味を持った花。酸味や甘味、そしてほのかに口の中で感じられるシャープさも持つ一方で、花らしい甘い香りやハーブ、土っぽい香り、そしてほろ苦さも兼ね備えていて、見た目以上に複雑で多彩な印象を与えます。これをビールにホップを使うのと同じように、その使い方次第で特定の風味を際立たせたり、逆に抑えたりすることができるのです。こうした特徴から、私たちはハイビスカスをIPAに使うと、さまざまな複雑な風味を融合させたようなとても興味深いIPAができると考えました。

ベースにしたのはたっぷりの小麦を使ったホワイトIPA。ボディにクリーミーさを与え、ハイビスカスの持つシャープな要素をなめらかに包み込むように設計しました。ハイビスカスには自然な苦味があるため、ホップ由来の苦味は控えめにし、その代わりにソフトでトロピカルなキャラクターを持つホップを使いました。

フローラルで複雑な風味を引き立てるよう、異なる風味のレイヤーを丁寧に重ねていくことを意識し、Rakau、Kohia Nelson、Mosaic、Luminosaといったホップを採用。Rakauはトロピカルなストーンフルーツ、Kohia Nelsonはパッションフルーツ、Mosaicはベリーやメロン、Luminosaはピーチ、マンゴー、ベリーのようなフルーツ感をホップごとにもたらしてくれます。

先に述べたようにハイビスカスが持つ異なるフレーバーを引き出すために、二回に分けて加えました。まずは煮沸工程の終盤に投入し、熱を入れる時間を短くすることで渋みが出るのを避けました。そして仕上げの熟成中にも加え、ビールにフローラルな香りと美しいピンク色を与えました。その結果、見た目も味わいも、まさに夏にぴったりのIPAが出来上がりました!

スタイル
ハイビスカスホワイトIPA
シリーズ
KBC2.0
ABV
6.5%
IBU
20
ガスボリューム
2.65
副原料
小麦フレーク、ハイビスカス
品目
ビール

ブルワリー

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