BOTANICAL CUT / ボタニカル カット

アンドビール / and beer
スタイルラガー - IPL (Indian Pale Lager) / インディアンペールラガー
ABV5.0%
IBU-

0.0☆☆☆☆☆

山梨・甲州のジン蒸留所 “GEEKSTILL” から、ジン造りに欠かせないスパイス「ジュニパーベリー」を、使用直後に譲り受け、熟成中のビールに漬け込みました。

◇今回の醸造の経緯
GEEKSTILLさんは勝沼町のお隣、塩山にあるジンの蒸留所です。
私たちとGEEKSTILLさんの出会いは、私たちがイチお客さんとしてジンを買わせて頂くところから始まりました。

とても美味しいのはもちろんのこと、その種類の豊富さに圧倒されました。
山椒、ブドウの花、ふきのとう、アマナツ、シナモン、うめ、げっとう、キンモクセイ等々・・・あ、たぶんこの蒸留所(もといオーナーの岸川さん)相当な変わっているぞ・・・(笑)と気づくわけです。

そこで酒屋さんを通じて、一度、蒸留所をお邪魔させて頂いたのが去年の1月のこと。

近くとはいえ、なかなか普段走らない道を走っていると急に現れた蒸留所にわくわくしたのを覚えています。

オーナーの岸川さんに案内され、醸造とは違う、蒸留のつくりの話や普段は山に入って自ら草木を摘んだりされている話、海外への販売の計画、また世界的なジンのコンペで賞を取られた話を聞かせて頂き、その全てに圧倒されました。

そんな出会いから1年半。ビールをお裾分けに行ったりと、行き来しているうちに、「いつかジンに使ったジュニパーベリーをビールに使わせてください!」とお願いしたところ、「明日引き上げるからおいで!」と連絡を頂きました。やったぁ!

暑い夏がちょうど始まるころだったので、ベースはジンとは対極的にドライなIPLにしようと思うと話したところ、岸川さんも賛同いただき、ごくごく飲みやすいビールに仕上げることに。

ホップは、ジュニパーベリーに合うように華やかというより土っぽさや柑橘感が際立つアメリカンホップのChinookを使用し、しっかり苦めに仕上げました。熟成中のビールにジュニパーベリーを1週間ほど付けて風味を移しました。

タイトルにある”CUT”とは、蒸留中に必要な部分だけ切り取ることを言います。ジンで使われたジュニパーベリーを頂いて、またビールに香りを移動する。バランスの取れた最高な仕上がりになりました。

【Style】JUNIPER BERRY IPL
【ABV】 5%

ブルワリー

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