てきか - ジョナゴールド編 / TEKIKA - JONAGOLD

京都醸造 / KYOTO BREWING CO.
スタイルサワー - Sour / サワー
ABV6.0%
IBU0.0

4.2★★★★☆

ジョナゴールドと摘果りんご果汁をたっぷり使った爽快で瑞々しいサワーエール

【味わいの特徴】
リンゴ(ジョナゴールド種)ジュースとビールを掛け合わせ、シードルのようにドライでゴクゴクのみたくなるサワーエールです。

【名前の由来】
より糖度が高く大きな果実を作るために、りんご果実の育成期(6月~7月)にかけて行う間引きを、摘果(てきか)と呼ぶそうです。このビールにはりんごジュースの他、本来廃棄される摘果りんごのジュースを使いました。名前は摘果りんごをジュースにして(滴化)、ビールとして再び命が宿って滴下するのをイメージしてつけました。

【醸造家の声】
一年を通して多種多様なビールをつくりますが、りんご果汁を使ったサワーエール「てきか」は、いくつかの理由から特に気に入っているビールの一つです。まず何といっても、これほど果物をど真ん中に持ってきたビールは他になかなかありません。通常は、乳酸菌を使って麦汁に酸味を与え、あとはベースになる甘みを大麦から得ます。このてきかの場合は、ごく少量の麦汁を使うのみで、後の大半は青森県産のりんご果汁。材料でいうと麦芽が占める割合は5%前後ですので、本当に果物がど真ん中で主役をになっているビールと言えるでしょう。

毎回、使用するりんご果汁の一部を、摘果(間引き)された未熟な果実からつくられた果汁を使います。これまで、摘果されたりんごは世に出ることもなく処分されるものでしたが、私たちのパートナーである青森県弘前にあるもりやま園は、いち早くこの廃棄される果実に目を付け、とても美味しいアップルサイダーに生まれ変わらせることに成功したパイオニアです。彼らのそうした取り組みに刺激を受け、私たちも摘果果汁を使ったビールを造りたいと考え、フレッシュなりんごの香りや味わいだけでなく、ボディ感と深みを兼ね持ったアップサイクルなビール「てきか」が誕生したのです。そして、今年は、りんごジュースの中でも評価の高いジョナゴールド種を使えることになり、前作・前前作とはまた一風違うバージョンの「てきか」を造ることになりました。

また、このビールを特別に思う理由のひとつに、かつてKBCの3人の創設者が出会った場所、青森に戻ったような気持ちにさせてくれることも挙げます。 私たちはそれぞれにあの「青い森」にたくさんの懐かしい思い出を持っていて、アップルサイダーをイメージしたビールを作りたいと考えたときに、まず最初に青森県産のりんごを使うことが優先リストに上がりました。ありがたいことにもりやま園さんとのご縁でこれが実現し、今回の第3弾のてきかをリリースできることを嬉しく思います。

これは私たちが造っているビールの中で最もビール的なビールではないかもしれませんが、「てきか」が持つ意味とそれが私たちにもたらすつながりの事を思うと、やはりとても愛おしい特別なビールだと感じます。

スタイル
フルーツサワー
シリーズ
満彩
ABV
6.0%
IBU
0.0%
ガスボリューム
2.6
モルト
Pilsner, Crystal Maple
ホップ
None
酵母
Lactic Ale
品目
発泡酒

最新のレビュー

デカプリ子

4.2★★★★☆
約1年前

酸味がいいかんじのサイダー。りんごの甘みもあるけど酸味のほうがやや勝るか。酸味は乳酸菌の酸味よりりんごの酸味?なニュアンス。

ブルワリー

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