Sabro’s Journey 003 - Sabro meets Mr. Celis / サブロズジャーニー 003 - サブロ ミーツ ミスター セリス

CRAFT BEER BASE Brewing Lab / クラフトビアベース

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スタイル	Wheat / ウィート - Belgian White / ベルジャンホワイト
ABV	5.0%
IBU	-

擬人化されたSabroホップと故ピエール・セリス氏による架空のコラボレーション・ホワイトビール。
A white beer brewed in a fictional collaboration between the late Pierre Celis and the anthropomorphic Sabro Hop.

CRAFT BEER BASEでは2023年、ビールの4大発祥国を順次特集する。1～2月はベルギー、3～5月はイギリス、6～8月はアメリカ、9～11月はドイツ、そして12月は再びベルギーだ。醸造部からもベルギー発祥のビアスタイルやそれに関連するスタイルをリリースする。
2023年最後のリリースとなる本作のビアスタイルは、ドライホップド・ベルジャンウィット。ベルジャンウィットは今年の1～2月にも提供していたベルギーの定番ビアスタイルだが、本作ではそれに“ドライホッピング”という、IPAで主に用いられる手法を適用して、モダンでハイブリッドなビールに仕上げた。
ベルジャンウィットはベルギーのヒューガルデン村で伝統的に造られていた白ビールである。原料に小麦やオーツ麦の他、コリアンダーとビターオレンジピールが使用されるのが特徴だ。ベルジャンウィットはヨーロッパのいくつかの歴史的ビアスタイルと同じように、大量生産型ビールの波に飲まれ一度は絶滅を余技なくされたが、ある男によってラトビアの青い牛のごとく復活させられた。ヒューガルデン村で牛乳屋を営んでいた故ピエール・セリス氏である。あまりにも有名な“ヒューガルデン・ホワイト”を初め、“セリス・ホワイト”や“セント・ベルナルデュス・ウィット”などの銘柄は彼の手によるものである。（ちなみにこれらの3銘柄はピエール・セリス3部作と呼ばれる）
本作はそのベルジャンウィットに、“Sabro”という品種のホップでドライホッピングを施した。ミルキーでトロピカルなフレーバーが特徴のホップで、適用するビアスタイルや合わせる原材料によって様々な側面を見せてくれる。CBB Brewing LabはこのSabroホップが大のお気に入りであり、“Sabro’s Journey（サブローの冒険）”という醸造シリーズを展開するほどである。シリーズ3作目となる本作“Sabro meets Mr. Celis”は擬人化されたSabroホップと故セリス氏が出会い、架空のコラボレーションを果たしたビールと言えるかもしれない。
そんなこんなで、“CBBビールの4大発祥国を巡る旅2023”は本作で一応の終着地点を迎える。基本的には伝統的なビアスタイルに着目したかった本企画だが、結局最後はサブロー先生による締めくくりとなった。まあこれもビールが多様であるからこそ。来年も再びベルギーから出発し、“発祥国を巡る旅2024”を行う予定だ。もちろん“サブローの冒険”も。お楽しみに。それではよいお年を。

『Sabro’s Journey 003 Sabro meets Mr. Celis』
Style : Dry-Hopped Belgian Witbier
ABV : 5.0 %

ブルワリー

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