夜の帳 / VEIL OF DARKNESS

京都醸造 / KYOTO BREWING CO.
スタイルIPA - Imperial IPA / インペリアルIPA
ABV9.0%
IBU50.0

4.3★★★★☆

自分たちで醸造所やっていくうえで難しいのは、変わるべきタイミングなのか、それともそのままでい続けるべきなのかを見極めることです。トレンドは移り変わるし、お客様の好みも変わります。ならば世間の注目を浴び続けるために今やっていることを見直すか?それともラインナップを一切変更しないか?もし一つの市場での売り上げが好調なら、それだけにフォーカスするか?それとも新しい市場を開拓し続けるか?

ラインナップやこれまでのやり方だけでなく、個々のレシピについて、この5年間何度も、こういった問いを自問してきました。それで本当にベストな製品ができているのだろうか?味わいのバランスはこれでいいのだろうか?あるいは不完全なところを磨く必要があるだろうか?

毎年リリースするインペリアルスタウト、夜の帳はこういったことを問い続けてきたビールの一つです。そのバランス、飲みやすさ、熟成による変化(特に1年くらい樽で熟成させたもの)、はずっと私たちのお気に入りでした。しかしインペリアルスタウトとしては、若いときにボディとフレーバーがわずかに軽く、そのためうすくロースト感が強すぎるように感じることがありました。

2020年バージョンは、この課題に斧ではなくメスを入れました。この微調整がうまくいき、ビールが狙い通りの方向にいったことをお知らせできてうれしいです。アルコール度数は9.0%で、カラピルスモルトを加え濃色のクリスタルモルトを増やしたおかげで風味が少し豊かになり、より芳醇でしっかりしたボディになりました。今年のバージョンは私たちの大好きなバランスはそのままに、さらに熟成にふさわしいものになりました。新しい夜の帳への反応を楽しみにしています!

名前の由来: 慌ただしい一日に終わりを告げてほっと一息つくとき、その傍らにあるのが1杯のビール。夏にゴクゴクと飲むビールもいいですが、この時期にはゆったりとした気分でじっくり味わいながら飲むビールも悪くないものです。この『夜の帳(とばり)』は、そんな一日の終わり、夜の始まりとともに飲むのにピッタリのビールとなりました。これからが寒さの本番。暖かい部屋にいるだけでもリラックスできるものですが、このビールを片手に夜を過ごされてみてはどうでしょうか。

スタイル: 
インペリアル・スタウト
モルト: 
Golden Promise, Carapils, Crystal Medium, DRC, Crystal Dark, Chocolate, Roasted Barley
ホップ: 
ビタリング - Merkur
アロマ - Willamette
酵母: 
American Ale
ABV: 
9.0%
IBU: 
50
ガスボリューム (炭酸ガス含有量): 
2.2

最新のレビュー

めーたん

4.3★★★★☆
4年弱前

ブランデーみたいにコロコロ転がして飲めるまったりスタウト。

京都の星のやさんとかで静かにまったり晩酌したいなぁ(おねだり)

ブルワリー

このブルワリーの他のビール

関連するビール

おすすめのビール