一昼夜 メキシカンコーヒースタウト編 / Itchuya - Mexican Coffee Stout edition

京都醸造 / KYOTO BREWING CO.
スタイルスタウト - Coffee Stout / コーヒースタウト
ABV6.5%
IBU20.0

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メキシコの夜を表現したコーヒーとペッパーを使ったスパイシーなスタウト

【味わいの特徴】
ほどよいロースト感のある中煎りコーヒーが甘い香りのチョコレートやシナモンなどの香辛料のニュアンスと出会ったようなものを想起させる味わい深いスタウト。エルサルバドル産のコーヒー豆にはもともとハーブやスパイスの要素が含まれており、このビールはそうした特長をうまく引き立て、ビールとの融合をするように実現しています。

【相性の良い食事】
香辛料の効いたパティとメープル風味のパンケーキバーガー、ブランデー薫るドライフルーツとナッツたっぷりのクリームチーズ、アニスとクローブの効いたぶどうジャムとフォアグラのテリーヌ

【名前の由来】
ドクロのシンボルや奇抜なメイクと衣装で人々が歌い踊り、先祖への愛や敬意を示すお祭りがメキシコにある。日本のお盆とよく似た、生人と死者の魂が一日を共にする神聖な行事。

期間中はカラフルなデコレーションを施し、亡き人を思い出しながら皆で盛り上がり、特別な日を皆でワイワイと過ごすという家庭もあり、どちらかというとお祭りに近い。そんなメキシコの長い一日の昼と夜をイメージしたビールで、異国の祭に参加したような気持ちに浸っていただければ幸いです。

【醸造家の声】
このビールは、メキシコのチョコレートから得た着想がベースになっています。メキシカンチョコレートには、チリペッパーなどさまざまなスパイスが加えられており、甘味、旨味、そして辛味が見事にバランスした美味しさがあります。実際にメキシコ滞在中にメキシカンホットチョコレートを飲む機会があり、その豊かなでユニークな味わいに感動し、このフレーバーをいつかビールで表現したいと強く感じました。

このフレーバーをどのようにビールに取り込むかを考え、まず京都のロースタリ―、COYOTEで焙煎されたエルサルバドル産のコーヒーを使うことにし、店主さんと一緒にこのビールにあうような豆の種類と焙煎度合いを相談して決めました。
→COYOTEのコーヒーについて

ミディアムボディのコーヒースタウトにするため、いくつかのチョコレートモルトをブレンドし、使うスパイスの風味を引き立てるベースをつくりました。唐辛子独特の風味を取り入れつつも辛味は極力抑えるために、乾燥したワヒーヨペッパーを採用。このペッパーはローストしたような香ばしい風味と燻製のキャラクターを持ち合わせ、まさに私たちの希望を満たしてくれると考えました。また、コーヒーは冷えた麦汁に加えることで、コールドブリューされたコーヒーのような柔らかな印象が与えられ、他のスパイスの要素を妨げないように工夫しました。仕上げに加えた少量のバニラが良い働きをし、まったりとしたクリーミーな口当たりを演出します。

私が今まで飲んだ中でもベストに近い、お気に入りのコーヒースタウトができました。これからの季節、とくに陽が沈んだあとのゆっくりとくつろぎながら飲むのにぴったりの一杯です。

スタイル
Mexican Coffee Stout
シリーズ
KBC2.0
ABV
6.5%
IBU
20
ガスボリューム
2.65
モルト
Pilsner, Munich malt , Chocolate malt, Chocolate wheat
ホップ
Flex, Fuggle
酵母
Cali Ale, Lager
副原料
オーツ麦フレーク、コーヒー、ブラウンシュガー、ワヒーヨペッパー、シナモン、バニラ香料
品目
発泡酒

ブルワリー

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