Cross - dominance / クロス ドミナンス

BarbaricWorks / バーバリックワークス
スタイルその他エール - Grape Ale / グレープエール
ABV5.5%
IBU16.0

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昨年に引き続き「Son of the Smith」とのコラボビールがリリース!今回はミックス酵母×熟成ホップ×混醸ぶどうのサワーエールです!

★今回のコラボについて
サノバスミス主催のホップ収穫祭に今年も参加してきました。
サイダーやビールの醸造家、ビアバー・酒屋さん、その他サノバを愛する様々な人が参加するこの収穫祭。
小澤さん、宮嶋さんのりんご・ホップ育成への情熱、ハカセの醸造の深い知識と偏愛には、参加するたびに刺激を受けます。というか、同業者として、その知識と情熱に「食らっちゃってる」という言い方が正しいかもしれません。
そんなチームとのコラボ醸造なので、自然、気合が入ります。
昨年に引き続き今年もコラボ醸造を約束して、収穫祭の帰路につきました。

★ビールの概要
今回のビールは、今年収穫したホップと数年寝かせた熟成ホップの2種を使用。通常のホップに比べて、派手な香りが落ち着いた枯れ感やマイルドな味わいが特徴です。
このホップのアンニュイな味わいを活かすにはベルジャンスタイルが良いんじゃないかということで、
ベルジャン系酵母を親株に持つ新品種の酵母と、乳酸を生成する酵母、2種類を併用して発酵させることにしました。

これだけでもかなりワクワクする組み合わせなのですが、さらにもう一つ。
北海道のワイナリー「ナカザワヴィンヤード」さんから、仕込み後すぐのぶどう搾りかすを送って頂いたのですが、それがちょうど仕込み当日に到着。このフレッシュなぶどうを移送直後の麦汁と一緒に発酵タンクに投入しました。
特にシルヴァーナ(白ぶどう)のアロマが際立っていて、熟成ホップや酵母の特徴にも負けない良いアクセントになりました。

チャレンジングなビールですが、発酵は無事終了。
これだけ色々やって味わいがちゃんとまとまるか少し不安だったのですが、完成品は不思議と各要素を感じつつもバランスが取れた仕上がりになりました。

★テイスティングコメント
ビールカラーはややダークなオレンジ。
アロマは、軽いライチ・ベリーと微かなオークのような香り。
味わいは、熟成ホップの枯れ草様のアロマに、キレの良いタンニン、そして酸味。サワーエール的なグッとくる酸味ではなく、白ワイン的な後味の軽い酸味です。
個人的にビールはごくごく飲みたいタイプですが、この「Cross-dominance」はゆっくり味わってほしいので、炭酸もかなり抑えてます。温度変化による味わいの違いも楽しめると思います。
アルコール感は強くないのに、絶妙なバランスで飽きない、良いビールに仕上がりました!

★名前の由来
「Cross-dominance(クロスドミナンス)」は、箸は左手で使うが筆記は右手でおこなうなど、用途によって使い勝手のいい手が違うことを指します。「両利き」に似てますが、用途によって得意なことが異なる、みたいなニュアンスがあります。
サノバスミス提供の熟成ホップや酵母のブレンドに、バーバリックで作ったモルト構成や発酵管理など。
それぞれの得意技を掛け合わせたビールです。

【サノバスミス=ハカセより】
サノバスミスで収穫したカスケードを用いたコラボレーション第三弾。熟成ホップのアストレンジェンシーな渋みは野生酵母との相性が良い。今回はナカザワヴィンヤードさんの葡萄粕をつけ込みながら、ベルジャンセゾン酵母と野生酵母のCo-Fermantationにチャレンジ。液種の境界線を超えたビールをお楽しみください。

品目:発泡酒
スタイル:Belgian-Style Sour Grape Ale
ホップ:Cascade (Fresh/Aged), Strata, Columbus
ABV:5.5%
IBU :16

ブルワリー

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