ある日森の中 デュンケル編 / One Day In The Forest

京都醸造 / KYOTO BREWING CO.
スタイルラガー - Dunkel / デュンケル
ABV5.0%
IBU17.0

0.0☆☆☆☆☆

香ばしいモルトの味わいに、スターアニスのスパイシーなアクセントが光るダークラガー

【味わいの特徴】
ややダークでモルトの香ばしさやボディ感は楽しめながらもラガーらしい、軽やかでドライな飲み口を兼ね持ったデュンケル。焼きたてのパンやビスケットのような滋味深さがなんともたまらなく、ドイツの豊かな風景を想起させる味わい。

【名前の由来】
ドイツ南西部に広がる森(シュバルツバルト)は、魔女が住む森として、古くからたくさんの言い伝えやおとぎ話の舞台になってきました。そのうっそうとした人気のない深い森に一度足を踏み入れると、何かこの世のものと思えないようなものを見たり、不思議な体験をしてしまいそうで、人々の想像を掻き立ててきたのでしょう。味わい深くて、人を惹きつけてやまないドイツのビールにも、そうした物語性を感じ、ちょっと冒険するようなアレンジを加えたボックとデュンケルを造りました。

【醸造家の声】
今回の2部構成のジャーマンラガーミニシリーズ「ある日森の中」の第2弾は、ダーク系ラガーであるドゥンケル(Dunkel)。ドゥンケルはドイツ語で「暗い(ダーク)」を意味し、モルトの美味しさを中心にとらえた滑らかな口当たりが特徴のラガー。ドイツスタイルのビールを作るとき、いかに伝統的な側面を大切にしながら造るかがとても重要です。 なぜならドイツでは大きい1Lジョッキでビールが提供されることが多いので、このスタイルに限らず、飲み飽きない、飲みやすいというのは欠かせない要素です。この「ある日森の中」では、そうしたポイントを押さえながら、デュンケルに取り組みました。

モルトベースには、伝統的なミュンヘンモルトを主体にし、ほどよいボディ感を生むウィーンモルト、よい色合いを出すダークモルトをブレンドしました。ホップの面では、苦味は極力抑え、伝統的なホップの品種テットナンガー(Tettnanger)を使用し、華やかでハーバルな香りを与えました。

そして、秘密のスパイスとしてスターアニス(中華料理で使われる八角と同じ)をワールプール中に投入。これにより、スパイスのニュアンスがキャラメルモルトとうまく調和し、飲みやすさを損なうことなく、味にアクセントと奥行きを加えることができました。ボヘミアンラガー酵母を用い、発酵、そして低温でじっくり熟成させることで、何とも言えない落ち着きをもったクリーンで深い味わいに到達させました。

見た目の色から受ける重たさは感じられず、するすると飲めるクラシックなドイツラガーに、KBCらしいひと工夫を加えた一杯です。ぜひお楽しみください!

スタイル
デュンケル
シリーズ
KBC2.0
ABV
5.0%
IBU
17
ガスボリューム
2.65
副原料
スターアニス
品目
ビール

ブルワリー

このブルワリーの他のビール

おすすめのビール