Pazzia Piazza / パッツィア ピアッザ

PASSIFIC BREWING / パシフィックブルーイング
スタイルピルスナー - Italian Pilsner / イタリアンピルスナー
ABV4.5%
IBU-

4.4★★★★☆

Sanity Gakudaiの2周年を記念したItalian Pils。クリーンな味わいのPilsをベースにヨーロッパホップを丁寧に重ねて華やかに仕上げました。みずみずしくも、爽快な苦味で何杯でも飲みたくなるような味わいです。

Illustlated by Taichi Furukawa


—memo—

Sanity Gakudaiの2周年を記念したItalian Pilsができました。

三軒茶屋店につづいてオープンしたSanity Gakudaiも早いもので2周年!店長のカイくんからの熱望もあり一緒にビールをつくることとなりました。

学芸大学といえば「groovy」もあるので、僕も散髪のついでに立ち寄ることが多い街です。飲み屋さんも多いし都心へのアクセスも良いことから最近人気の街というイメージもありますね。
今年の2月には一緒にTTOを企画したこともあり、なにかと会う機会が多くその流れもあって、今回のビールつくりへとつながりました。

通称"学大の民"の皆さんはいつもとにかく楽しそうに飲んでいるのが印象的で、それは回遊しやすい街のサイズ感とか雰囲気がそうさせるのかなと。
そんな場所だからこそ、気兼ねなくたくさん飲めるようなビールにしようというところから、パシフィックでも初めてとなるItalian Pilsをつくることとなったのです。
ここ数年、ホットなスタイルということもあり本国イタリアはもちろん、アメリカや日本のブルワリーがつくるものもたくさんあったので、まずは一緒に色々と飲んで、僕らなりの着地点を探りました。

Italian Pilsはピルスをベースとしつつふんだんにつかったヨーロッパホップらしい花のような香りが主な特徴。とにかくクリーンでライトなものから、モルトのクリスピーさが特徴のものまで様々な表現がある中で、パシフィックらしいトラディショナルなラガースタイルの骨格を持たせつつもWet Hopによるみずみずしさも感じられるようなバランス感を目指すこととしました。

仕上がりですが、明るいイエローの見た目でグラスに鼻を近づけたところから花や柑橘のような香りがふわっと広がります。Wet Hopらしいみずみずしい香りとシャープかつクリーンな苦味もあり、またモルト由来の藁のような風味が全体にメリハリをもたらしています。軽いだけでも、華やかなだけでもない両方をしっかりと味わえる良いバランス感に仕上がったかなと思える一杯です。

店長のカイくんは打ち合わせから、仕込み、缶詰めと仕事の合間を縫ってフル参加してくれてしっかりとビールつくりを見守ってくれました。
また、Sanityと言えば!のFurukawa Taichiさんによる生け花をモデルとしたイラストを活かした3種のラベル展開となっています。

情熱と愛情をもったサニティーチームが今飲んでもらいたい1杯をとてもいい形で表現できたのではないかと。たくさん飲んでもらえたら嬉しいです!

【Pazzia Piazza】
Style:Italian Pils
ABV:4.5%

@sanity.gakudai
@sanitybeer
@taichifurukawa

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SANITY学芸大学 2nd Anniversary Beer

こんばんは、店長のカイです。
SANITY学芸大学 2周年記念ビールのお知らせです!
少々長くなりますが、お付き合いください。

2周年記念ビールを茅ヶ崎のPASSIFIC BREWING @passificbrewing で醸造していただきました。
スタイルはイタリアンピルスナー。正式な表記としてはItalian Pils。自分も大好きなスタイルです!

周年ビールのことを考え始めたのは昨年末ごろ。
次はどんなビールを作ろうかと悩みながら思い浮かんだのは、学大店に通ってくれているお客さん達の顔...
学大店ではラガー/ピルスナーのファンが多く、ラガーばかり繰り返し何杯も飲む人も多くいます。

ちなみにItalian Pilsは伝統的なピルスナーをベースに、ノーブルホップでドライホップを施したスタイルで、上品さのある華やかさと、苦味、ハーバルな印象もある味わいが特徴。イタリアのBirrificio ItalianoのTipo Pilsがオリジナルとされています。

Italian Pilsは元々好きなスタイルでしたが、昨年そのTipo PilsをSANITYで初めてお取り扱いしたということもあり、完全に自分の中でブームが到来!

その時にはぼんやりと、次の周年はitalian Pilsでやりたいなーと頭の中に浮かんでおりました。

同じく昨年末頃、2月に開催したパシフィックTTO関連で、ヘッドブルワーの大庭さんと頻繁にコミュニケーションを取っている時期。
自分の中では、ラガー系が美味しいブルワリーでまず思い浮かぶのがパシフィックで、特に最近はヨーロッパ研修のインプットを落とし込み、よりブラッシュアップされた仕上がりが印象的でした。

~~
そういえばパシフィックってItalian Pilsって作ってないよなあ。
パシフィックが造るItalian Pils飲んでみたいなあ。
パシフィックの初Italian Pilsを一緒に作れたら最高だなあ。
~~

なんてことを考えてたら、なんとまたタイミング良く、たまたまヘッドブルワーの大庭さんがご来店。即打診してご快諾いただきました。

後日、ストックをしていたTipo Pilsを含む、その時店頭にあったItalian Pilsを片っ端からテイスティング。あーだこーだ言いながらディスカッション。完成イメージを固めてレシピを組んでもらいました。

もちろん仕込みにもお邪魔してきました!

ここ最近の醸造メソッドに関してや、今回の着地イメージなどの説明を受け、パシフィックの方法論がより確立されているように感じました。

そして本日6/11、出荷前の最終工程・缶詰めの作業をお手伝いしてきました!お手伝いの名目もありつつ、いち早く飲みたかったのであります。

めちゃくちゃ美味しいです!
クリーンなモルト感に藁のような香ばしさ。
しっかりとホップのニュアンスを感じられながら、しつこくなく、最近流通し出したというWet Hopのみずみずしいキャラクターがグッド!流石の仕上がりです。

ビールに関するより細かい説明は、後日パシフィックから公開されますので、是非そちらもチェックよろしくお願いします。

ビールの名前は、

“Pazzia Piazza”(パッツィア ピアッザ)

今回Italian Pilsということで、ネーミングもイタリア語を使ったものに。

Pazziaは“熱狂”, ”クレイジーさ”や”狂気”、Piazzaは人が集まるような”広場”という意味合いです。大庭さんが感じるSANITYの印象から名付けてくれました!

学大近辺にお住まいの方を中心に、たくさんの人にご利用いただいているSANITY。閉店時間を超えて、まさに狂った様に飲んだ人たちが、時にLost Sanity(正気を失う)な状況に陥ることもしばしば…笑

SANITYの日常ともリンクするような意味合いも感じられ、とても気に入りました!
.
ラベルデザインはもちろん、SANITYのアートワークでお馴染みのTaichi Furukawaさんの書き下ろし!
@taichifurukawa

醸造で使っているノーブルホップのイメージや、仕込み日に立ち寄らせてもらったパシフィックファームでダイレクトに感じたグリーンなイメージを落とし込んでいただきました。

これまでのSANITYのアートワークとは違った、落ち着きのある自然的でクールな仕上がりになりました!
個人的に感じる学大のゆったりな時間の流れや、大人な雰囲気ともぴったり。

そして前回のパシフィックとのコラボ醸造と同様、ラベルも3種類ご用意!全種コンプリート必須。当日皆さんのお気に入りも教えてください!

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PASSIFIC BREWING
“Pazzia Piazza”(パッツィア ピアッザ)
Style : Italian Pils
ABV : 4.5%

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Sanity Gakugeidaigaku / サニティー 学芸大学
https://my-beers.com/bars/2067

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デカプリ子

4.4★★★★☆
約6時間前

キレイに華やかなフローラルホップが香る、とてもクリーンでドライなボディ、うましイタピル。

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