839 / ハッサク

スタイル	サワー - Sour / サワー
ABV	4.3%
IBU	-

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今年も、のろし醸造の季節限定ビール「839（はっさく）」ができました。
2025年のスタイルは「FruitedSourAle」。
春から夏へとうつろう季節に、体と心をスッとほぐしてくれるフルーツサワービールです。

使用したのは、千葉・流山の畑で育てた八朔。
**週末農家グループ「Connect Nagareyama」**の皆さんとともに、手作業で収穫し、果汁を丁寧に搾りました。

今年は残念ながら八朔の豊作年ではなく、収穫は32kgほど。
ピーク時には80kg近く採れる年もありますが、それも自然のリズムのひとつ。
限られた量なので、ワンバッチ分のみとなっています。

毎年、違うスタイル・違う醸造所でこのビールは発売してきましたがとうとう、自分のブルワリーで製造することが叶いました。

麦汁には、定番セゾンとは異なる軽めのモルト構成を採用。
果実の香味やセゾン酵母の個性が際立つ、クリーンで爽快な仕上がりです。

Tasting Notes
・Aroma（香り）：八朔の皮・グレープフルーツ。酵母由来の白胡椒やクローブ。爽やかな中に奥行きのある香り。
・Flavor（味わい）：甘さはなく、酸味とほろ苦さのバランスが絶妙。モルトの存在感は控えめでキレが良い。
・Mouthfeel（口当たり）：炭酸が舌をなでるように抜け、余韻はドライで涼やか。

個人的に、柑橘を使ったビールは、仕事終わりに一番飲みたくなるビールです。
疲れた体と気持ちを、八朔の香りがやさしく整えてくれる。疲れた時に欲するクエン酸も含まれています。
そんな一本に、今年も仕上がりました。

人の手と畑、季節の巡りが詰まった「839 」。
冷やして、ぜひ一口。暑い季節にぴったりな一杯をどうぞ。

839 （ハッサク）
Color：SRM 7.2（うっすら霞んだイエローゴールド）
Alc.：4.3％
IBU：16＋（八朔の皮の苦味）
CO₂：2.5～2.6Vol

ブルワリー