HOP IDOL ネクタロン / HOP IDOL - Nectaron

京都醸造 / KYOTO BREWING CO.
スタイルIPA - Hazy IPA / ヘイジーIPA
ABV7.0%
IBU25.0

0.0☆☆☆☆☆

ふんわり口当たりに完熟トロピカルフルーツのようなビビッドな香り広がる印象派ヘイジーIPA

【味わいの特徴】
ややオレンジがかった色味にすこし濁りのあるヘイジーIPAにネクタロンらしいトロピカルフルーツの香りが力強く広がります。たっぷりと使用した小麦とオーツ麦が、柔らかくふんわりとした口当たりを生み出し、クヴェイク酵母とネクタロンの組み合わせによって、パパイヤ、パイナップル、パッションフルーツ、マンゴー、シトラスといった果実の香りが見事に調和して飲む人の気持ちを上げる一杯。

【相性の良い食事】
鰤の柚庵焼き、ローストチキン(マンゴーサルサを添えて)、鶏団子のみぞれ鍋(ゆずポン酢仕立て)

【名前の由来】
もしビールという名のショーがあるとすれば、光り輝くステージを所狭しと駆け回り、人々を熱狂させる主人公は、ホップだ。麦芽や酵母が最高の演奏で場を演出し、しっかり脇を固めたら、いよいよスター級のホップアイドルの登場です。さぁ、どんなパフォーマンスを見せてくれるのか、固唾を飲んで、グラスを冷やして、楽しみましょう!

ニュージーランドから流星の如く現れた個性派ホップ、ネクタロンは、甘い果汁を意味するネクターから名付けられた通り、パパイヤやパイナップル、マンゴーなどのトロピカルフルーツの濃密な香りと風味が特徴。その個性を小麦とオーツ麦の柔らかなベールで優しく包みこみ、飲む人を異次元のショーへと誘います。

【醸造家の声】
これまで数々のアイドルホップを発表してきた当シリーズですが、今回のネクタロンがステージにあがる時が来たとき、このホップの魅力を最大限に引き出すためにその舞台をどのように整えるか、すでに明確なビジョンを持っていました。

ネクタロンは、完熟のパイナップルのような個性豊かな香りに加え、トロピカルシトラスのニュアンスをあわせ持つ素晴らしいホップ。2019年頃に世に出だした比較的新しい品種ですが、高いオイル含有量による圧倒的な香りのインパクトで、瞬く間に醸造家たちから高い評価を受け、注目のスターに。

Hop Idolシリーズでは、通常は飲みやすさを持たせるために「バランス」を重視し、重くなりすぎないレシピを設計することを基本としています。しかし、このネクタロンに関しては、少し考えを変え、この”ビッグ”ホップに相応しい、スケールの大きいビールにしようと考えたのです。

ベースは、やや甘みのあるヘイジーIPA。そこにたっぷりの小麦とオーツ麦、そしてハニーモルトを少し加えることで品を感じさせる甘みをプラスしました。

ネクタロンは惜しみなく大量に投入し、仕込み終盤だけでなく、発酵中期の段階でも加えることで、酵母とホップの相互作用による”バイオトランスフォーメーション”による香りの変化を狙いました。

酵母には、これまでとは異なるアプローチとしてノルウェー発祥のクヴェイク酵母を採用。クヴェイクはその強靭さ、高温耐性、そして豊かなトロピカルエステル香で知られる酵母です。通常のエール酵母が20〜25℃で発酵するのに対し、今回はなんと38℃で発酵!多くの酵母なら死滅してしまう温度ですが、この酵母はわずか3日で勢いよく発酵を終え、結果驚くほどフルーティーな香りを生み出しました。

こうして完成したネクタロンヘイジーIPAは、カラメリゼされた、あるいはグリルされたパイナップルを思わせるような甘く濃厚な芳香を放ち、さらにパパイヤやトロピカルストーンフルーツのニュアンスも感じられます。ハニーモルトの甘みがほのかな苦味を支えつつ、甘い果実感をより引き立てています。

近年登場した新進ホップの中でも、ネクタロンは間違いなく最高峰のひとつ。その魅力を存分に発揮したこのヘイジーIPAを、ぜひ味わってみてください。

スタイル
ヘイジーIPA
シリーズ
HOP IDOL
ABV
7.0%
IBU
25
ガスボリューム
2.65
副原料
小麦フレーク
品目
ビール

ブルワリー

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