Mont Vin / モンヴァン

スタイル	サワー - Sour / サワー
ABV	3.0%
IBU	-

0.0☆☆☆☆☆

大分県産のブドウの皮を漬け込んだサワーエール。発酵において複数の菌を使うことで複雑な酸味をつくりだし、ブドウの皮とホップを漬け込むことでライムのようなアロマ、ドライなオレンジワインのような爽やかな味わいに仕上げました。

【説明詳細】
ブドウの皮の自然由来の乳酸菌、少量のlallmand社のHelveticus Pitchを麦汁に投入して複雑な酸味がでるように調整しました。ワイナリーの人たちからブドウの搾り粕には乳酸菌がいて、仕込み後に確実に乳酸菌由来の発酵の匂いがするということを聞いていたり、また某会社のサワーエール用の酵母はワインの搾り粕から入手して培養して商品化した話がありましたので、実際に行ってみました。pHは想定よりもゆっくりと落ちましたが、少量のHelveticus Pitchでは下がらないスピードでしたのでブドウの皮の乳酸菌もしっかり活用できたのではないかと思っています。また発酵終了後にぶどうの皮の漬け込みも行いました。事前に少量のブドウの皮とサワーエールで漬け込み時間の実験をし、想像していたよりも短い時間の漬け込みで効果が得られることがわかったので、実際の漬け込み時もテイスティングを一定時間で行い、無事に味わいがついたのを確認してからブドウの皮とビールを分離しました。しっかりとゲベルツ由来のフレーバーをつけ、心地よい酸味と渋みも抽出することができました。

ブルワリー