Dinninit / ディニニット

有頂天醸造 / WU-CHAW TENG BREW
スタイルピルスナー - Czech Pilsner (Bohemian Pilsner) / チェコピルスナー
ABV6.2%
IBU40.0

0.0☆☆☆☆☆

モルト、ホップの風味共にしっかりとした造りの骨太なペールラガー。パンの様なモルトの風味、ハーバル、フローラルなホップの香りがしっかりと感じられるリッチな仕上がり。

チェコのペールラガーと言うと軽めのレンジのものがメインで市民に愛されてきたビールで、世界一のビール消費量もあり、国内消費が強いのですが、今回は輸出用だったらこんな感じになるのかなと想像して造ったものになります。

モルトには伝統的なモルティング製法のものを2種類、Floor Malted Bohemian PilsnerとFloor Malted Bohemian Darkを使用しています。
Darkとありますがそんなに色が濃いわけでは無く、焼いたパンの様な甘やかな風味が感じられるものになります。
両者共にしっかりとしたボディが作れるモルトで重宝しています。
仕込みではデコクションという伝統的なマッシングをしております。とても時間がかかりますが、比較的エキスの抽出効率が悪いFloor Malted のモルトもしっかりエキスが取れますし。醪を煮沸する工程で独特のメイラード反応のボディが得られます。

ホップはSaaz SpecialとアロマでSaazのホールホップを使用しています。
Saaz SpecialはSaazを親に持つ比較的新しい品種です。Saazらしい上品なキャラクターに加えて若干のフルーティーさも感じられます。
煮沸の終盤ではSaazのホールホップでチェコラガーらしさを補填しています。

酵母には今回はOmega Yeast社のOYL-100を使用。某アメリカンライトラガーが名前をパクって問題になった事もあるチェコの国営醸造所をルーツにする酵母です。
去年使用したImperial YeastのUrkelに比べるとフルーティなエステルは控えめでよりクリスプに仕上がる印象です。
モルトの風味もしっかりと出てホップの香りが後から香ってきます。

苦味とボディのバランス、軟水仕込みの柔らかな仕上がりが大事なキャラクターになるチェコラガー。今回はそれを全体的にハイボリュームでバランスを取る事を目標にしました。

昨年チェコラガー三部作で10°、12°、14°とエキス濃度別で3種作る予定だったのですがスケジュールの都合でできなかった最後のものが今回になります。本当は14°で仕込む予定だったのですがモルトミルの調整やデコクションの工程の見直しで予想以上にエキスが取れすぎて今回の15°となりました。

ビール名は”dinninit“でDe La Soulの4thアルバム“Stake Is High”より。
ディニニって読みます。
De La Soulのアルバムはリリースを追うごとに成熟味が増して行くように感じますがその集大成的な4thはサウンド的にはかなり落ち着いた作りですが、そんな中でも比較的ラフな感じが好きです。

Dinninit / Czech Pale Lager Export 15°
Malts : Floor Malted Bohemian Pilsner, Floor Malted Bohemian Dark
Hops : Saaz Special, Saaz
Yeast : OYL-100 Lager l
ABV: 6.2%
FG : 1.013
IBU :40

ブルワリー

このブルワリーの他のビール

おすすめのビール