Jazz / ジャズ

有頂天醸造 / WU-CHAW TENG BREW
スタイルスタウト - Stout / スタウト
ABV4.3%
IBU28.0

0.0☆☆☆☆☆

有頂天醸造タップルーム2周年イベントビール。
アイルランド発祥のスルスル飲める黒いエール。
コーヒーやダークチョコレートの様なしっかりとしたロースト感となめらかなマウスフィール。しっかり黒い見た目ですがライトな飲み口とドライな仕上がり。

アイルランド発祥で某有名銘柄が日本含め様々な国でも広く飲まれているビアスタイルになります。
スタウトもライトなものからヘビーなものまで様々ありますがこのIrish Dry Stoutは比較的アルコール度数も低めで甘みは抑えたドライでスムースな飲み口が特徴的です。

ベースモルトはアイルランド産のペールモルト。比較的ニュートラルでスッキリ目なベースモルトです。
中間のボディ作り甘くならない程度のメラノイジンモルトを少々。
特徴的なのはRoasted BarleyとFlaked Barley。
どちらもモルト化していない大麦をベースにしたものです。
Flaked Barleyは泡持ちをよくしてくれたり、口当たりなめらかにして甘みではないボディを増してくれます。
全体の10%程使用しておりアルコール素数の低めながらペラペラにならないカバーになっています。
そして、今回肝心要なのがRoasted Barley。
このビールのキャラクターの核心になる原材料です。
とにかく黒く、ロースト感はとても強烈です。
使用量やバランスを間違えるとエグ味も強かったり炭の汁の様になる繊細な原材料です。
カラーを出すだけであれば他のモルトも選択肢になりますが、やはりStoutという事でRoasted Barleyのキャラクターは外せなかったので、どうバランスを取るかとても頭を悩ませました。

仕上がりとしてはコーヒー様なロースト感はしっかりと感じるもののエグくならないギリギリになったかなと。
次回作る際はもうちょっと控えても良いのかなとは感じるもののスタウトらしさはこの位欲しいなと。
黒いキャラクターの一部はチョコレートモルトで補完している部分もあり、これが全量Roasted Barley だったら飲みにくいバランスだったなと。

ホップはシンプルにボイルの最初にFuggleを投入。
ホップのキャラクターは前に出るビアスタイルではないもののローストの苦味とのバランスは結構悩みました。

イーストはIrish Ale Yeastではなく昨年周年ビールを作った時と同様にWy1335 British Ale ll。
フルーティに寄りすぎず比較的クリーンなキャラクターでモルトの風味がしっかり感じられます。
イーストは低めの温度でピッチして醗酵も比較的低めで推移してクリーンに仕上がりました。

Stoutというのは僕自身にとっては初めて働かせてもらった醸造所・箕面ビールのフラッグシップという事で下手な事をする訳にはいかないということでなかなか手を出しにくかったのですが今回挑戦して良かったなと。
理想的なものが100点で作れたとはまだまだ言えませんが、学びが非常に多かったです。
デイリーなエールって大事だなあと最近とても強く感じていた中で、そこに対して向き合う意味でも色々考える良い機会になりました。
レシピ考える上でも今後の参考になる部分はとても多かったです。

ビールの名前はA Tribe Called Questのセカンドアルバム“The Low End Theory”より“Jazz ”です。
2周年+赤と黒のリリースだったのでこのアルバムのジャケットがピッタリだなという事で。
この曲では彼らの中にあるJazzが表現されているのですが、自分も古巣で学んだ事を自分の中に落とし込んだ自分のStoutが表現できればなと。

Jazz / Irish Dry Stout
Malts : Minch Hook Head Pale Malt, Melanoidin, Chocolate malt
Hops :Fuggle
Yeast : Wy1335 British Ale ll
Other : Flaked Barley, Roasted Barley
ABV : 4.3%
IBU : 28
FG : 1.011

ブルワリー

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