ししまいポーター

HINO BREWING / ヒノブルーイング
スタイルポーター - Baltic Porter / バルチックポーター
ABV8.0%
IBU28.0

0.0☆☆☆☆☆

近江日野にも伊勢太神楽渋谷社中があり、渋谷社中では獅子舞としての伝統と技を守りながら、全国を回る中で訪れた土地の特産品をさらに別の土地へと宣伝して回る近江商人に様な活動も行われています。
僕たちはその話を聞いて、時代を繋ぎ場所と場所を繋ぐポーターだと感じました。今回醸造したビールは、そんな深い伝統と舞を通して、様々な表情を見せる旅する獅子舞をイメージし、ヘッドブルワー・ショーンの母国ポーランドのビアスタイルでもある「バルティックポーター」をチョイスしました。
伝統的な「バルティックポーター」を軸にラガー酵母でじっくりと熟成させたことで、ハイアルコールでドライながら複雑なモルト香とスッキリとた後味が共存しています。ホップにはポーランド産のルベルスキーを使用。ドライフルーツやチョコ、キャラメルの様なロースト香を中心に、飲む温度帯によって様々な味わいの表情を見せてくれる深い味わを楽しめます。

『ししまいポーター』
BeerStyle:Baltic Porter
ABV:8.0%
IBU:28
SRM:36
FG:1.020
CO2 Vol:2.2

*伊勢太神楽・獅子舞について▼
江戸時代、伊勢神宮に参りたくても、参れない人々のために壇那場各戸に伊勢神宮のお札を配って、各家々の竃祓いや家内安全のお祓いを行い、獅子舞を舞うのが、伊勢大神楽の芸能の総称です。舞の起源は古く、飛鳥時代の壬申の乱(672)にまでさかのぼります。「伊勢大神楽集団は、電器店や新聞の販売店のようなもので、お伊勢さんの宣伝マン」と記しています。その後「放下芸」と呼ばれる曲芸の演目を数多く余興芸に加えて、宗教集団から宗教芸能集団へと、大きな飛躍を遂げていきました。明治維新後、伊勢神宮の御師制度が解体・消滅。しかし伊勢大神楽の地盤は揺るがず、回国巡業はおよそ600年に亘って継承され、現在も各地で活発に展開されています。

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