眠れるししし

スタイル	その他 - Barleywine / バーレーワイン
ABV	10.0%
IBU	-

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「眠れるししし」は、通常のビール製造の10倍以上の時間をかけて熟成させた「バーレイワイン」というビアスタイル（ビールの種類）のクラフトビールで、半年以上の熟成が生む複雑な熟成香と重厚な味わいが特長です。保管中も徐々に香味が変化するため、ワインのように自宅での更なる熟成を楽しむことができます。

熟成期間は通常の10倍以上！希少な「バーレイワイン」
「眠れるししし」のビアスタイルは、「麦のワイン」とも呼ばれる「バーレイワイン」。原料である麦芽を通常*の約1.8倍使用し、煮沸（麦汁を煮詰める工程）には通常の約2倍、熟成には通常の10倍以上の時間をかけています。時間も手間もコストもかかるため、国内でもほとんど流通していない希少な種類です。麦芽を大量に使用することで感じられる麦の甘みやとろりとした口当たりに加え、重厚な味わいや長期熟成による複雑な熟成香が特長です。
*主力製品である「よなよなエール」と比較

「自宅での熟成」により、複雑な香味の変化が楽しめる
「眠れるししし」はすでにタンクで十分熟成された状態で出荷されますが、保管中も熟成により徐々に香味が変化するため、ワインのように自宅での更なる熟成をお楽しみいただけます。家庭用冷蔵庫内での熟成が気軽に楽しめるよう缶製品として流通するほか、熟成期間に差をつけて飲み比べられるよう2本セットで販売*します。
*通販用製品および一部の流通用製品

熟成とは
「眠れるししし」における熟成は、ビールを低温で貯蔵するうちに多様な化学変化が起こり、香味に複雑な変化が生じることを意味します。熟成に影響する要素は多岐にわたるため、そのメカニズムについては完全には解明されていません。

「自宅での熟成」で楽しめる変化
「眠れるししし」は、すでにタンクで十分熟成された状態で出荷されますが、自宅での熟成によって更なる香味の変化（ストロベリーのようなフルーティな香りからシェリー酒のような重厚な香りへと変化する、アルコールの角が取れて味がまるくまろやかになる、など）を楽しむことができます。

通常のビールでは推奨されない「自宅での熟成」を楽しめる理由
通常、ビールは充填してから時間が経過するほど酸化が進み、香味は劣化していきます。そのため、なるべく新鮮なうちに飲むことが推奨されています。
「眠れるししし」の場合、ある程度の熟成による変化は「バーレイワイン」として表現したい香味にポジティブな影響をもたらすと考えています。そのため、一定期間内の保管が生む変化を熟成による好意的な変化と捉え、楽しみ方の一つとして「自宅での熟成」を提案しています。

＜製法のこだわり＞
「眠れるししし」開発でこだわったのは、麦芽とホップの香りのバランスです。伝統的なブリティッシュスタイルのバーレイワインは、麦芽由来のベリーやチョコレートを思わせる甘みや香りが特長です。「眠れるししし」では、そこにハーブのような上品な香りを持つチェコ産のホップを合わせました。熟成によるシェリー酒のような香りも重なり、バランスの取れた心地よい味わいが楽しめる製品です。
「眠れるししし」は香りのバランスの良さやビール自体の完成度の高さが評価され、国内のビール品評会である「ジャパン・グレートビア・アワーズ2024」（以下：「JGBA2024」）にて、ブリティッシュスタイル・バーレイワイン・エール部門としてはトップの銀賞を受賞しました。

ブルワーのコメント
麦芽による甘みや重厚さのなかにホップらしさがきちんと感じられるようなバーレイワインをつくりました。グラスに注ぎ、時間をかけて飲むことで、だんだんと変化する味わいを楽しんでください。
夜のリラックスした時間を少しでも豊かにできたらうれしいです。

20年の知見を生かして新開発　ビール好きだけでなく洋酒好きにも
ヤッホーブルーイングでは、2001年から20年以上瓶製品のバーレイワインをつくり続けてきました。今回、缶製品として香味やコンセプトを新しく開発したのは、通常のビールとは全く異なる特長を持つユニークな「バーレイワイン」を、より多くのお客様に身近に楽しんでいただきたいという思いがあるからです。「じっくり味わう重厚な香味」「自宅で追い熟成させる喜び」など、ワインやウイスキーにも近い楽しみ方ができる「眠れるししし」を通して、普段ビールを飲む方はもちろん、洋酒に親しんでいる方にもクラフトビールの世界の奥深さを知ってほしいと考えています。

ビアスタイル　：バーレイワイン
アルコール分　：10％
原材料　　　　：麦芽（外国製造又は国内製造（5%未満））、ホップ

ブルワリー