幕末のビール復刻版 幸民麦酒

KONISHI BEER (小西酒造)
スタイルその他エール - その他エール
ABV4.5%
IBU-

0.0☆☆☆☆☆

蘭学者・川本幸民は、ペリーが黒船で来航した1853年、米艦上で振舞われたビールに感激し、わが国で初めてビールを造りました。その試飲会には幕末のそうそうたる面々が出席したと伝えられています。
川本幸民は、歴史上ではあまり耳にしない名前ですが、ビールの他にもマッチや銀板写真機・電信機などを日本で初めて作り、また、それまで「舎密(せいみ)学」と呼ばれていた学問を「化学」と言う言葉で紹介したり、「蛋白質」といった科学用語を初めて使った人物です。
生前三度の大火にあい、また幸民の没後、親族が東京大学に寄贈した書籍や記録は関東大震災によって焼失。彼の業績を残す資料は現在、わずかしか残っていません。そのため、歴史上から忘れ去られた人物となっています。
幸民麦酒商品説明?
幸民の偉大な業績を記した数少ない資料が「化学新書」です。1800年ごろから蘭学者たちは、オランダ正月と称して酒宴を開き、ワインやビールなどの洋酒を飲んでいました。その様子が「芝蘭堂新元会図」(しらんどうしんげんかいず)に描かれています。幸民はこういった酒宴などで洋酒を手に入れ、瓶底に沈殿した酵母を使って発酵を試みたかもしれません。
「幸民麦酒」は、この貴重な文献を基に当時の原材料や仕込道具を研究し、忠実に再現しました。しかし、ビール酵母が生きていた可能性は低く、発酵させるに至らなかったと考えられます。そのため、当時は酵母は清酒酵母で代用し、醸造したと考えられ、「幸民麦酒」にも清酒酵母を併用しています。

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