Tree Swallow / ツリースワロー

Inkhorn Brewing / インクホーン ブルーイング
スタイルIPA - West Coast IPA / ウエストコーストIPA
ABV7.5%
IBU-

4.0★★★★☆

Hayatoレシピで5作目となるIPAです。
今回は苦味の質とボリュームを主なテーマに自分の中で再解釈した"West Coast IPA"を作りました。
過去4作は西海岸で実際に飲んだ、色味が薄くモルトの主張をできるだけ抑えたホップのアロマとフレーバーを全面に出すような比較的モダンなIPAのイメージで設計してました。
このモダンなIPAの基本的な考え方としては穀物感やローストレベルが低いモルト構成、仕込み日に熱を加えるホップペレットの使用をできるだけ抑えて、濃縮ホップや、ホップオイルなどを使ってポリフェノールが多い部分をなるべく煮込まないで飲みやすくフルーティなアロマの主張がわかりやすいIPAの存在だとざっくり思ってます。
この手のIPAは僕自身大好きなのですが、ここ最近の意識としてもう少し苦味とホップ以外の角度から入ってくるフレーバーの厚みが欲しくなり今回のビールを作りました。
実際の作りでの変更点は、仕込み日に熱を加えるホップの投入回数と品種選び(alpha酸の高い濃縮ホップと低めのT-90ホップを3回に分けて投入)、水質調整(硫酸塩-塩化物のバランスを普段のInkhornのつくりとは逆の比率に)、ドライホップのタイミングと温度帯、最後にモルト構成です。
ベリー系のトップノートに始まり、クラシカルな印象も感じさせるパインやオレンジなアロマ、トロピカル感とストーンフルーツ系のジュージーなフレーバーとピルスナーモルトと2Rowモルトの中間のニュアンスを感じさせる主張しすぎないモルトバランスとしっかりとした苦味、温度が上がってくるとアルコール由来の甘さも感じられて色んな角度から楽しんでもらえる仕上がりになったかなと。
ビール名は日本名でミドリツバメ。
オレンジカウンティに1年を通して滞在する鳥で、West Coast IPAとCalifornian IPAを区別するように位置づけしている尊敬するブルワリーがあります。
またこの2月に新しい変化が家族に起こるので、縁起の良い幸せを運ぶ「ツバメ」の名前をビール名に込めました。
樽だけのリリースですので、テイスティングルームまで飲みに来てくれたら嬉しいです。

「Tree Swallow」
Style: West Coast IPA
Abv. : 7.5%
Grains: North Star Pils, Extra Pale Ale Malt, Pale Wheat, Carapils, Carafa Type lll Special
Hops: Mosaic, Idaho 7, Nelson Sauvin, Columbus, Chinook
Yeast: WLP001 California Ale Yeast

最新のレビュー

sculpin
INKHORN BREWING / インクホーンブルーイング

4.0★★★★☆
1日前

ジューシーさもあり、キレもあり最後まで喉の余韻に苦味が残ります。
スッキリした味わいのWCIPAです。
ただ、
このところMonkish飲みまくりなので
物足りなさが出てしまう。

ブルワリー

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