Saison Hoyol

スタイル	その他 - Saison / セゾン
ABV	5.5%
IBU	-

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伝統的な手法と少しの遊び心をミックスしたセゾン

セゾンの説明でよく出てくるのが、「農家が冬の間に仕込み、夏の農作業に飲むビール。美味しいセゾンを仕込む農家には労働力がより集まったとか」的な文言。これもあるとかないとか真実か否かみたいな説もあるけれど、個人的にはとても好きなエピソードです。

今回はそんなエピソードをオマージュしたセゾンを作りました。モルト構成はピルスナーモルトをメインに、ボディのあるモルティさやビスケット香など様々な特徴を持つモルト達を絶妙なバランスで配合。ホップ構成は煮沸時は昔ながらのセゾンをオマージュした構成にし、ワールプールにAramisとMotuekaという割と最近のスタイルに使用される、トロピカルフルーツやベリーやシトラスの香りのホップを投入しました。
そんなベースとなる麦汁をBelle Saisonという業界では有名な(?)とても糖分を食べまくる酵母で発酵。当時の作り方さながら、いつもなら高くても25℃以下にコントロールするところを、あえて冬の室温で発酵させ、酵母本来の発酵熱で30℃近くまで温度が上昇しました。

出来上がった液体は柑橘やベリーを思わせる、しっかりフルーティーなトップノートに、セゾンらしい複雑なアフターテイスト、そしてキレのある後口により、味わいを確かめるように何回も確かめたくなるそんなビールに仕上がりました。

ラベルデザインはお馴染みの西原楓さん。前出のセゾンビールのイメージをもとに伝統的チックな感じを表現してくれました。帯部分の嘘サイドストーリー、Hoyol社の由来にピンときてクスリとしてもらえると嬉しいな。

物理的に冬しか仕込めない本作、今の気候はもちろん夏の暑い時期にもピッタリなので、是非ストックしておいてデイリービールとしてお楽しみください!!

Beer Style : Saison
ABV : 5.5%

ブルワリー