
のろしIPA
のろし醸造 / NOROSHI BREWERYスタイル | IPA - IPA (Indian Pale Ale) / アイピーエー |
ABV | 6.5% |
IBU | 59.0 |
軽やかに香る、少しラフで今っぽいIPA。
第1弾は「2010〜2012年のクラシックIPA」へのオマージュ。
第2弾は「2015年の西海岸IPA」の雰囲気を再現。
そして第3弾は、それらを現代の自分たちの感覚で組み直したIPA。
開業の日、祝いの空気、仲間の手。そしてちょっとした“誤差”。
すべてが味になっている、にぎやかでリアルな一杯です。
のろし醸造のIPA、第3弾が完成しました。
このバッチは、のろし醸造のオープンイベント当日に仕込まれた一本。
当日は祝いの席でたくさんのビールをいただきながら、にぎやかな雰囲気の中での仕込みとなりました。
その結果、スパージング量が予定より増え、アルコール度数は6.5%に着地しています。
とはいえ、そんな“ゆらぎ”すらも含めて、今の自分たちらしいIPAになりました。
また、当日訪れてくれたブルワー仲間たちの手助けにも助けられ、自然な形でこの一本が完成したことに、あらためて深く感謝しています。
今回の設計では、第2弾 #007 のろしIPAと同じモルト構成を採用。
発酵にはUS-05を使用し、ドライさはやや抑えめに。最終pHは4.2で、香味にきれいな輪郭が残る仕上がりに。
今まではリキッドイーストのpH4.4~4.6で落ち着くような酵母を使用していたのですが。
今回はどこのブルワリーも使用している一般的なドライイーストを使用しています。
さらに、ドライホップスケジュールも変更。
トラブルからアルコール度数も0.5%低くなった為、より複雑さを持たせるためにドライホップに
個人的に大好きなMotuekaを加えました。
この第3弾では、「2015年頃の西海岸IPA」を、現代的に解釈した設計。
かつて感じたあの香りと苦味を、いまの技術と感性で再構築したつもりです。
テイスティングコメント:
グレープフルーツの皮、白ぶどう、ライム、青いハーブ、かすかに松脂。
今年のMotueka2024Crop TapaweraGardenにて収穫されたものが、とてもグラッシーさを出している気がします。
飲み口はクリスプかつ柔らかで、苦味はしっかりと芯を保ちながら、ホップのアロマがストレートに抜けていきます。
しかし、第2弾のIPAよりもはっきりとした苦味は穏やかに感じるでしょう。
軽快でいながら印象はくっきり。グラスが自然と進む仕上がりです。
#010 のろし IPA
Malt:IreksPilsener, IreksPaleAle, IreksCrystalMaple, IreksSpitz
Hop:Simcoe, Citra, Cenntenial, Motueka(T90)
Color:SRM5.4
明るいストローゴールド
Alc.:6.5%
IBU:59
CO₂:2.4~2.5Vol
--
クリアで軽快。それでも芯のある、のろし醸造のIPA。
この新しいIPAは、前回のIPAよりも香りにフォーカスした軽やかでストレートなアプローチのIPAです。
見た目はSRM5.3の淡いゴールド。モルト構成は前回とは違い、色味の出るモルトを最小限に抑え、ボディは軽やかに仕上げました。
そのぶん、ホップアロマがよりクリアに立ち上がり、香りそのものが主役となるよう設計しています。
アルコール度数は7.0%と、従来ののろしIPAと同じ。
IBU59と前回のものよりは数値を落としました。しっかりありながらも、苦味が重たさにならないよう、口当たりと後味のキレを大切にしました。
テイスティングコメント:
香りはグレープフルーツの皮、白ぶどう、ライム、青いハーブ、かすかにパイニー。
飲み口はドライでクリスプ。苦味はシャープに引き締めつつ、ホップアロマがクリアに鼻へ抜けていきます。
軽快なのに、印象はくっきり。狙ったのは前回2010~12年あたりのクラシックIPAでしたが、
今回は3年後の2015年辺りの西海岸IPAを意識しています。
のろし IPA
Color:SRM5.3
明るく淡いストローゴールド
Alc.:7.0%
IBU:59
Yeast:Sandiego Super Yeast
HOP:Simcoe, Citra, Cenntenial
Malt: Ireks Pilsener, Ileks PaleAle, Ireks Crystal Maple, Ileks Spitz
CO₂:2.4~2.5Vol
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クラシカルIPAへのオマージュ。のろし醸造の定番IPA、誕生。
のろし醸造、3作目の仕込み。
このIPAは、これからの自分たちの軸となる一本です。
トレンドの濁りや甘さに振られすぎない、ど真ん中のアメリカンIPA。ホップの香りと苦味、モルトの土台。そのバランスで魅せる、あの頃のIPAをイメージしています。
仕上がりはSRM8.8のややオレンジがかった色合い。アルコール度数は7.0%。
ホップアロマは柑橘、松、草木の青さ。飲み口はミディアムボディでクリスプ、しっかりとした苦味が最後まで貫かれます。心地よい骨太さを持ちながらも、杯が進む仕上がりになりました。
このIPAには、たくさんの“原点”が詰まっています。
2012年、まだブルワーになる前。
当時の自分の心をつかんだのは、数々のIPAたちでした。
Pizzaport “Swami’s”、Ballast Point “Sculpin”、Stone IPA、Three Floyds、Founders、Baird、伊勢角屋、志賀高原…。
どのビールを飲んでも衝撃的で、「こんなビールを作りたい」と強く思いました。
挙げればきりがないくらい、あの時代のIPAたちに魅せられて、今があります。
そのすべてへの敬意を込めて、のろし醸造としての答えをここに込めました。
テイスティングコメント:
立ち上がる香りはオレンジピール、グレープフルーツ、松脂、そして少しのキャラメルモルト。
飲み口は力強く、苦味が全体を引き締める。ややドライなフィニッシュで、グラスが自然と進みます。
「IPAってこういうものだったよな」と思わせてくれるような一本。
あの頃、ビールに夢中だった人へ。
そしてこれからIPAを知っていく人たちへ。
のろしIPAは、クラフトビールの“原体験”をもう一度思い出させてくれるような、そんなクラシカルなIPAです。
のろし IPA
Color:SRM8.8
イエローオレンジ。
Alc.:7.0%
IBU:66
CO2:2.4~2.5Vol
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ブルワリー のろし醸造 / NOROSHI BREWERY
千葉県流山市大畔602
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