のろしIPA

のろし醸造 / NOROSHI BREWERY
スタイルIPA - IPA (Indian Pale Ale) / アイピーエー
ABV7.0%
IBU59.0

4.4★★★★☆

クリアで軽快。それでも芯のある、のろし醸造のIPA。

この新しいIPAは、前回のIPAよりも香りにフォーカスした軽やかでストレートなアプローチのIPAです。

見た目はSRM5.3の淡いゴールド。モルト構成は前回とは違い、色味の出るモルトを最小限に抑え、ボディは軽やかに仕上げました。
そのぶん、ホップアロマがよりクリアに立ち上がり、香りそのものが主役となるよう設計しています。

アルコール度数は7.0%と、従来ののろしIPAと同じ。
IBU59と前回のものよりは数値を落としました。しっかりありながらも、苦味が重たさにならないよう、口当たりと後味のキレを大切にしました。

テイスティングコメント:
香りはグレープフルーツの皮、白ぶどう、ライム、青いハーブ、かすかにパイニー。
飲み口はドライでクリスプ。苦味はシャープに引き締めつつ、ホップアロマがクリアに鼻へ抜けていきます。
軽快なのに、印象はくっきり。狙ったのは前回2010~12年あたりのクラシックIPAでしたが、
今回は3年後の2015年辺りの西海岸IPAを意識しています。

のろし IPA
Color:SRM5.3
明るく淡いストローゴールド
Alc.:7.0%
IBU:59
Yeast:Sandiego Super Yeast
HOP:Simcoe, Citra, Cenntenial
Malt: Ireks Pilsener, Ileks PaleAle, Ireks Crystal Maple, Ileks Spitz
CO₂:2.4~2.5Vol

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クラシカルIPAへのオマージュ。のろし醸造の定番IPA、誕生。

のろし醸造、3作目の仕込み。
このIPAは、これからの自分たちの軸となる一本です。
トレンドの濁りや甘さに振られすぎない、ど真ん中のアメリカンIPA。ホップの香りと苦味、モルトの土台。そのバランスで魅せる、あの頃のIPAをイメージしています。

仕上がりはSRM8.8のややオレンジがかった色合い。アルコール度数は7.0%。
ホップアロマは柑橘、松、草木の青さ。飲み口はミディアムボディでクリスプ、しっかりとした苦味が最後まで貫かれます。心地よい骨太さを持ちながらも、杯が進む仕上がりになりました。

このIPAには、たくさんの“原点”が詰まっています。

2012年、まだブルワーになる前。
当時の自分の心をつかんだのは、数々のIPAたちでした。
Pizzaport “Swami’s”、Ballast Point “Sculpin”、Stone IPA、Three Floyds、Founders、Baird、伊勢角屋、志賀高原…。
どのビールを飲んでも衝撃的で、「こんなビールを作りたい」と強く思いました。

挙げればきりがないくらい、あの時代のIPAたちに魅せられて、今があります。
そのすべてへの敬意を込めて、のろし醸造としての答えをここに込めました。

テイスティングコメント:
立ち上がる香りはオレンジピール、グレープフルーツ、松脂、そして少しのキャラメルモルト。
飲み口は力強く、苦味が全体を引き締める。ややドライなフィニッシュで、グラスが自然と進みます。
「IPAってこういうものだったよな」と思わせてくれるような一本。

あの頃、ビールに夢中だった人へ。
そしてこれからIPAを知っていく人たちへ。
のろしIPAは、クラフトビールの“原体験”をもう一度思い出させてくれるような、そんなクラシカルなIPAです。

のろし IPA
Color:SRM8.8
イエローオレンジ。
Alc.:7.0%
IBU:66
CO2:2.4~2.5Vol

最新のレビュー

デカプリ子
Tap & Crowler / タップ & クロウラー

4.4★★★★☆
約1ヶ月前

たしかにクラシカル。オレンジ柑橘パイニーダンクグラッシー、モルトもしっかりいる。クリーンでとてもうまし。のろし。

ブルワリー

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