のろし Wheat Ale

のろし醸造 / NOROSHI BREWERY
スタイルWheat / ウィート - American Wheat / アメリカンウィート
ABV4.2%
IBU30.8

0.0☆☆☆☆☆

2010年代にはまだクラフトビールシーンでよく見かけたAmerican Wheat Ale。

近年はドライホップを強く効かせたホッピーな解釈が主流となり、昔ながらのAmerican Wheat Aleを見かける機会は少なくなりました。

のろし醸造では、そんな少し懐かしい時代のAmerican Wheat Aleをイメージし、軽快で飲み飽きないビールとして仕上げました。

■ テイスティングコメント
グラスからは穏やかな穀物香と、ほのかに柑橘やハーブを思わせるホップアロマ。

口に含むと、小麦由来の柔らかな口当たりと軽快な飲み口が広がります。ホップは主張しすぎず、あくまでビール全体の輪郭を整える役割に留めています。

ボディは非常に軽く、ドライなフィニッシュ。人によってはラガーを飲んでいるようにも感じるかもしれません。

発酵由来のわずかな硫黄感もあり、それがクラシックなビールらしい印象を与えています。

飲み進めるほどに「もう一杯」が欲しくなる、派手さよりもバランスを重視したビールです。

■ ブルワーズコメント

American Wheat Aleというスタイルは、個人的にクラフトビールの歴史を感じるスタイルのひとつです。

1970〜80年代のアメリカンクラフトビール黎明期には多くのファンがいたスタイルですが、近年はIPAの多様化やドライホップ文化の発展とともに、存在感が薄くなっているようにも感じます。

かつてのAmerican Wheat Aleは、ホップがほのかに香る程度で、今の感覚からすると驚くほどシンプルでした。

今回のレシピもその時代への敬意を込めて設計しています。ドライホップは使用せず、小麦の軽快さと穀物の風味、そして穏やかなホップの香りを楽しめるバランスを目指しました。

American Wheat Aleのルーツにはドイツのヘフェヴァイツェンが存在します。

そのため、アメリカのスタイルでありながらドイツホップが使われることも珍しくなく、今回使用したSpalter Selectにもその名残を感じています。

また、アメリカのWidmer Brewingはかつてこのスタイルを「Hefeweizen」として販売し、レモンを添えて提供していたらしいです。このウィートエールよりもエステルはとても強いビールではあると思いますが。

今回のビールを飲みながら、その話を思い出しました。

軽快な飲み口、少しの硫黄感、そして穏やかなホップ香。

そこにレモンを添えたら確かに美味しいだろうな、と。

もしビアパブで提供する機会があれば、ぜひカットレモンを添えて試してみてください。

派手な香りや強烈な個性はありません。

しかし、気付けばパイントが空になっている。

そんなクラフトビールブーム初期の魅力を、今あらためて感じてもらえたら嬉しいです。

■ スペック
Style:American Wheat Ale
SRM:1.5(淡いストローイエロー)
Alc.:4.2%
IBU:30.8
CO₂:2.5〜2.6vol

■ 原料
Malt:Pilsener / Wheat / Crystal Maple / Sour
(すべて Ireks Malt)
Hop:Mistral(T90) / Centennial(T90) / Spalter Select / Polaris(Wet Hop)

ブルワリー

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