Hop Filament - Idaho7 - / ホップフィラメント アイダホ7

Kunitachi Brewery (くにぶる) / クニタチ ブルワリー
スタイルIPA - IPA (Indian Pale Ale) / アイピーエー
ABV6.0%
IBU-

0.0☆☆☆☆☆

【タンジェリンオレンジ、トロピカル、ブドウ果肉のような余韻】
一つのホップで風味付けをし、その個性を楽しんでもらうシリーズ。第二弾はアメリカ産ホップのIdaho 7 / アイダホセブン。2015年に発売されました。とにかく香気成分を豊富に持つことで知られるホップです。最新の研究論文を豊富に引用しつつ、人気醸造所Other HalfやBreak Side Brewingなどからも情報提供を受けて2018年に発刊されたNEW IPA -Scientific Guide to Hop Aroma and Flavor- という本がありますが、その著者Scott Janish / スコット・ジャニッシュ氏が最も注目するホップがIdaho 7です。
冒頭にも書きましたがIdaho7の最大の特徴はその香気成分の豊富さです。Yakima Chiefの研究結果によるとモノテルペンアルコール(リナロールとゲラニオール)、チオール(3MH)、ホップ由来のエステル(2MIB)の含有量が抜群に多く、今でも人気度の高いMosaic、Citra、Simcoeよりもさらに多いという分析があります。
アタックにはまずフローラルな印象とそして酵母由来とも思えるほのかな青りんご、洋梨様、そして温度が上がるとタンジェリンオレンジ、グレープフルーツなどの柑橘。フレイバーが複雑で、アロマと同じくタンジェリンオレンジ、続いて熟れたパイナップル、マスクメロン、アプリコットのような甘みと樹脂感、余韻にはブドウの果肉やフローラルな印象が残ります。余韻の甘い印象はあくまで香り由来のもので、糖はほとんど食べつくされたドライな仕上がりです。今回も副原料として使用したグラニュー糖は、飲み口軽快なスッキリとした仕上がりと、酵母由来の香りを少しだけ豊かにするための工夫です。
Idaho7は、くにぶるのレギュラービールの一つ「るつぼヘイジー」のメインホップで「富士見通りStruttin’」などにも使われていますが、今回シングルホップで使用して感じたのは、他の香気成分を引き立てるエンハンサー的なポテンシャルの強さです。これからも沢山使っていく予定のIdaho7。大好評だった前作のシトラと同様に苦味は控え目で、スッキリした軽快な仕上がりです!
(醸造長 斯波克幸)

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Hop Filament - Idaho7 -
ホップフィラメント - アイダホ7 -
Single Hop IPA
シングルホップ アイピーエー
No. 2 ABV 6.0% SRM 3.5

Idaho7
Aroma/Flavor: Strong Citrus, Tropical Fruit, Herbal
Total Oil: 1.0-1.6ml/100g
Born in America

profile ※醸造士が感じた要素の強い順に記載しています。
香り - フローラル、タンジェリンオレンジ、グレープフルーツ
味わい - マスクメロン、タンジェリンオレンジ、パイナップル、アプリコット、樹脂、ブドウ
苦味 - 心地良い苦味
口当たり - スッキリとした軽快な飲み心地
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materials / 原材料
酵母
 BRY-97 Lallemand Austria
麦芽 / 穀物類
 Pilsner IREKS German
 Pale Ale Malt IREKS German
 Munic Malt IREKS German
 Sour Malt(pH調整) IREKS German
ホップ
 Idaho7 Yakima Chief America
副原料
 Granulated Suger

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毬花の光源
きらめいて
幻灯緑酒の
世が始まる
振動は共鳴する
感動は伝播する
エーテルとアストラル
ルプリンの交流電流が
心の花糸に火種を灯す

ブルワリー

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