ショウガい現役ユズらない

スタイル	その他 - Saison / セゾン
ABV	5.0%
IBU	8.0

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生姜と柚子のセゾンを造りました。
今回は栃木県足利市名草地区の柚子に加えて同地区名産の生姜を使ったセゾンを造りました。
以前作った柚子セゾン「#601 足利Farmhouse Ale」とはモルト構成を変えて、Pilsner, Wheat, OatにMunich, Caramel Pilsを加えて厚みを持たせました。発酵温度も高めにし、前回よりもセゾン感を感じられる仕上がりにしました。
メインの生姜と柚子はフレーバーとアロマを感じやすくするためにワールプールと熟成段階の二段階に分けて入れてました。生姜は加熱すると辛味成分のジンゲロールが体を芯から温めるショウガオールに代わります。今回は二段階に分けて入れることでピリッとした感じもありつつも生姜の味わいも感じられる仕上がりになるよう工夫しました。　
柚子に関してはほんの少しの量でも香りがつき、入れすぎてしまうと逆に生姜の味を消してしまうので、生姜のフレーバー、アロマを消さない程度の絶妙な投入量を何度もテイスティングを重ねて決めました。最初の一口目にふんわりと柚子の香りがありつつ、後から生姜の味わいを感じられる仕上がりになっています。柚子単体だとさっぱりしてしまいますが、生姜を入れることで厚みのある飲み口になっています。柚子は完熟の柚子皮を使用したのでほんのり甘さも感じられます。
アルコール度数は５％と平均的な度数ですが、生姜による血行促進と温感作用によっていつもより酔いが回りやすく感じる少し危険なビールとなっています笑
年々年を重ねるにつれて老いを感じ、自分はダメだと思う時があるかもしれません。ですが年齢は関係ありません。フルマラソンの世界王者エリウドキプチョゲ選手は38歳にして自己ベストを更新し続けています。元メジャーリーガーのイチロー選手も49歳とは思えない現役さながらの運動能力を発揮しています。私はブルワーとしても人としてもまだまだ未熟ではありますが生涯現役を貫いていきたいと思います！
目指せ100歳現役ブルワー！

#711
ショウガい現役ユズらない
ビアスタイル：Fruit Saison
ABV：5%
IBU：8
モルト：Pilsner, Munich, Wheat, Caramel Pils, Oat
ホップ：Simcoe
イースト：farmhouse ale
レシピ：野上

ブルワリー